歩け歩け 合掌ブログ

寺社仏閣などを巡りながら、感じたままをダラダラ綴ります

2017.11.26 滋賀 【長寿院 井伊神社】

彦根お参り日記の続きです。

 

龍潭寺の周りには、寺社がいくつかまとまっています。すぐ近くに井伊神社が目に入りましたが、その奥に別のお寺の案内が見えたのでそちらからお参り。長寿院、別名・大洞弁財天さんを目指します。
“こちら→”っていう看板の方に歩いて行くと、ありえない山道。

f:id:araken0129:20171202105104j:imageしかもかなりの勾配です。

「ヒーヒー」言いながら登って行くと何やら古い建物が。後から由緒書き見てわかったのですが、それは経堂。由緒ある建物のようです。そんなこと知らずに「まだ先かよ」って思いの方が強くて写真撮らず。煩悩の塊を露呈した形に…。

そこからまたしばらく歩くと“お参りの方はこちら↗︎”の案内が。階段を登ってようやく到着しました。
4代藩主井伊直興日光東照宮を修造した大工を使って建てたもので、権現造りの本堂は彦根日光とも呼ばれます。正式には長寿院ですが、日本三大弁財天の一つといわれる弁財天坐像を安置していることから大洞弁財天と呼び親しまれています。
私が入ったのはどうやら裏からのようで、本堂を前にして振り返ると歴史感じる山門が。潜って山門の外に出ると、下りの階段が続いています。それが結構長い階段で、一度下ってまた登ってって気を起こさせない!
ちょっとだけ下って山門をパチリ。

f:id:araken0129:20171202105322j:image急な階段で後方に体重をかけるのが困難でしたので、全てが入りきれない中途半端な一枚。重厚感は凄いです。この門は楼門と呼ばれていて、階段を降りたところにもう一つ総門があります。下から登って総門→楼門の順に潜って本堂でお参りするのが正式なのかな?

結構情報が少なくて、それらの事が分かったのは帰り際にいただいた由緒書きを見てからでした。先に欲しかった。

再度楼門を潜り、本堂・弁財天堂でお参り。

f:id:araken0129:20171202105407j:image当時最高の建築装飾技法が駆使された国の重要文化財です。
本堂の裏には奥の院・宇賀神堂。

f:id:araken0129:20171202105430j:imageまた階段の上。f:id:araken0129:20171202105500j:image
そして本堂方面に戻り、向かって右側には阿弥陀堂があります。

f:id:araken0129:20171202105534j:image彦根藩領内の古城主237人を弔う為、戒名が奉納されているそうです。また、この建物には日光東照宮に似せて眠り猫が彫られているそうなんですが、後から知った為、見ること叶わず。
御朱印は奥にある納経所でいただけました。

f:id:araken0129:20171202105644j:imageどうやら障子紙張り替えの真っ最中のようでした。


大洞弁財天を後にし、来た山道を下ります。そして先程スルーした井伊神社にお参りです。

f:id:araken0129:20171202105716j:image浜松の井伊谷から井伊大明神を分霊して神像を造り、龍潭寺の参道脇に祀ったのがはじまりと言われる井伊神社。直政・直孝親子も祀られています。
f:id:araken0129:20171202105818j:image鳥居も立派、紅葉も美しい。
が、山道の突き当たりの本殿は
f:id:araken0129:20171202105844j:imageあれ?どう見ても封鎖されてる。南京錠でがっちり。後でガイドの方に伺ったところ、あまりにも劣化が激しくて、今は本殿には何も祀られていないとのこと。代わりの新しい本殿は

f:id:araken0129:20171202105914j:image横にあります。


旧本殿の見えるところだけでも感じますが、中はかなりの豪華絢爛のよう。今では年に2回内部公開されていて、つい最近公開があったようです。残念。

 

さて、お次は彦根城を目指します。

 

つづく