2018.4.28 奈良 【法隆寺】
関西旅行 2日目は奈良市から電車に乗って生駒郡斑鳩町に向かいました。
“柿くへば 鐘が鳴るなり 法隆寺”
正岡子規が詠んだまさに俳句の代名詞。正岡子規といえば、私と同郷。そして私が愛してやまない野球を……やばい。全然関係ない話が盛り上がりそうです。
法隆寺を目指しました‼︎今日も行きます!世界遺産!国宝の旅🙏
朝、この日宿泊するホテルに荷物を預け、いざJR奈良駅へ。地図見たら近鉄の駅から結構近いような感じがありましたが、歩いた、歩いた。道間違ったかな?って不安になるくらい歩いてようやく駅到着。
奈良駅からは
法隆寺駅からは歩こうと思えば歩ける距離です。
バスを降り、参道を通って南大門へ。その途中、数台の観光バスが目に入ってきたので歩くスピードを早めます💨
法隆寺は607年、推古天皇と聖徳太子が薬師如来を御本尊に造られた世界最古の木造建築の建物。日本最初の世界文化遺産に指定されているんですね。学校で習ったかな?
現在、西院伽藍と東院伽藍の二つに分けられている法隆寺。まずは西院伽藍へ。
残念ながら中門は改装中でした。
拝観料を納め、伽藍の中に入ると真っ先に目に飛び込んでくる五重塔。
法隆寺のシンボル的建物ですね。ヤバイ!旗持ったバスガイドさんだ。あれよあれよと、何処ぞの中学校の修学旅行生がやって来て五重塔でお参り始めました。あぁぁ…恐れたいたことが。
先ずはお隣の金堂でお参り。こちらには御本尊の薬師如来像をはじめ、歴史ある仏像が多数、安置されています。
並んだ五重塔と金堂の奥に大講堂。
こちらには薬師三尊像が祀られています。
そうこうしてると、五重塔の渋滞、最後尾が見えてきたのでその後ろについてお参り。五重塔の一番下の層は、お釈迦様の生涯の四つのシーンが塑像で表現されています。これが711年に作られたっていうんだから、驚きです。
回廊で囲まれたエリアを出ると、朱印所があります。この建物は聖霊院。聖徳太子信仰の盛り上がりから、太子像を安置するために鎌倉時代に建てられたもの。
このお堂に上がって御朱印をお願いします。
「和を以て貴しと成す」
なんか聞いたことある~。十七条の憲法の冒頭の文言です。
『何をするにも皆が仲良く、争いもしないことが良いこと』
日本の先人は遥か昔にこんな事を説いてるんですよ!って今こそ世界に発信したいですね。
それにしてもこの御朱印の文字。筆先でしゅるしゅる~って書いていただいて。このシャープな感じがすげー好きです。
こちらの一風変わった建物は大宝蔵院。まさに凄い宝の蔵でした。百済観音像をはじめとする法隆寺に伝わる名宝の数々が展示してありました。こんなに国宝ばかり…。頭がパンクしそう。
西院伽藍から東院伽藍へ移動します。参道には奈良時代を代表する建物、東大門があります。
その先にある四脚門をくぐると東院伽藍。ど真ん中に東院伽藍の本堂、夢殿があります。
聖徳太子が住んでいた斑鳩宮跡に、太子を偲んで建てられた八角形の建物です。
その脇には絵殿、舎利殿。
写真の左側の絵殿は聖徳太子を描いた障子絵が納められ、右側の舎利殿にはその名の通りお釈迦様の遺骨=舎利が安置されています。
その舎利、聖徳太子が2歳の時、東に向かって合掌するとその掌の中から出てきたものなんだとか。ひゃ~!ファンタジー‼︎やっぱり聖徳太子はただの人では無いってことなんでしょうね。
東院伽藍をぐるりと一周し、出口を出ると東院鐘楼。内部には『中宮寺』と印された梵鐘が吊るされているそうです。
お次は東院伽藍のお隣にある中宮寺に向かいます。
つづく