2018.4.28 奈良 【中宮寺 法起寺 法輪寺】
これまでにないくらいのハイペースでブログをアップしておりますが、追いつきません…。
愛知に戻ってきて、自分用に買ってきた生八ツ橋食べながら旅を思い出しています。
奈良の旅、2日目 その2。
法隆寺 東院伽藍からお隣の中宮寺に向かいます。すぐそこです。
聖徳太子のお母上、穴穂部間人(あなほべのはしひと)皇后のために建てられた御所跡をお寺にしたとされる、創建以来の尼寺、中宮寺。
見所は何と言っても御本尊。台座に腰掛け、左足を垂らし、右足は左足のひざの上にのせ、右手をほおにつけて思考する半跏像の如意輪観世音菩薩。優美さにウットリしてしまう、美しい仏様です。
ちなみに、こちらです(どなたかがTVを撮影された写真があったので拝借しました)
お顔はまさに微笑み。スフィンクス、モナリザとともに『世界三大微笑像』の一つに数えられます。
お堂内には他に、聖徳太子のお妃が太子の冥福を祈って、死後の世界の様子を刺繍したことで知られる天寿国曼荼羅繍帳の複製も展示され、お寺のことについてなどのアナウンスが流れています。
なんか、のーんびりと贅沢な時間を過ごさせていただきました。
御朱印は預けておいたので帰りに受け取ります。
お寺の印が亀。朱移り防止の紙にも亀。 亀?
確かに、池には亀がいました。調べてみると、本堂に飾ってあった刺繍に、100匹の亀が描かれていて、それぞれに四つの文字が記されているとか。その400文字で繍帳を作った由来が記されていたそうな。
アナウンスでも言ってたのかな⁇ あまりにボーッとしすぎてました。
中宮寺から法隆寺 東院伽藍の方に戻ると、境内の外に出ることができます。ここから近くのお寺二つにお参りします。
いい意味で周りには何も無いこんな道を歩く事20分。
法輪寺に到着。
法輪寺は飛鳥時代に聖徳太子の子、山背大兄王が太子の病気平癒を願って建立されたと伝わっています。
門を入っていきなり目に飛び込んでくる三重塔。昭和19年に落雷で消失。その後、紆余曲折を経て昭和50年に消失前と同じ場所、同じ姿で復元されたものです。
突き当たりにドンと構えるのが講堂。今は収蔵庫として数多くの仏様を祀っておられます。
講堂に入ってまず圧倒されるのが、十一面観音菩薩立像。およそ4mのそのお姿をすごく近くで拝めるため、まさに息を呑みました。
その十一面観音のインパクトが強すぎて忘れてしまいそうになりますが、この法輪寺の御本尊は薬師如来座像。十一面観音のお隣に座っておられます。現存する飛鳥時代の木造如来像としては最大なんだとか。
その他、虚空蔵菩薩、弥勒菩薩の仏像、聖徳太子像、伽藍図などか展示されています。
法輪寺からまた歩きます。
10分ほど歩いたでしょうか。暑い☀️
お次は法起寺でお参りです。
法起寺は、聖徳太子ゆかりの岡本宮を山背大兄王が寺にしたとされる、638年創建のお寺です。
こちら聖天堂。もともと金堂のあった場所に再建されたもの。
講堂。聖徳太子が法華経の講説を行なっていたのはここなんでしょうかね。
御本尊は十一面観音菩薩。今は収蔵庫に安置されていて、外から覗き込んでやっと見えたように覚えています。
そして三重塔。706年完成の日本最古の三重塔なんだそうです。法起寺ではこの三重塔が国宝に指定されています。
御朱印は御本尊の十一面観音でいただきました。
法起寺からまた法隆寺方面に戻り、またバスで法隆寺駅へ。このバス、GW期間中、臨時便も出て本数も増えているようでした。電車のダイヤも想定した時間設定のようで、すぐに電車が来ます。
奈良 2日目の旅、奈良市方面に戻り、まだまだ続きます。
つづく