2019.2.16 福岡 【香椎宮 筥崎宮】
2月に入って、福岡市東区のお宮のお参りに出かけました。
福岡市東区の香椎というエリアは大学時代に住んでいたこともあり、地理感はまだ比較的残っているほうだと思います。
その香椎のちょっと入り組んだところにあるのが香椎宮です。
参道は、狭い片道一車線の通りなのにバスも通るし車通りの多い所。でも、歩道は広いんです。
古くは仲哀天皇、神功皇后の神霊を祀っていたこともあり、神社というより霊廟とされていたこともあった香椎宮。
数年前にお参りだけしたことがあったと記憶していますが、「あれ?こんなんだったっけ??」とあいまいな記憶。
本殿は江戸時代後期に再建された『香椎造』という、日本唯一の独特な様式で建てられたものなんだそうです。国の重要文化財にも指定されています。
本殿お参り後、御朱印をいただきました。
摂末社にもお参り。
こちら、稲荷神社と鶏石神社が並んでいます。
稲荷神社には狛狐ですが
鶏石神社とは、石になった鶏をお祀りしたことが起源と伝えられるお宮で
雄鶏と牝鶏の狛鶏は珍しい。
香椎宮にはしょうぶ池があります。
その中之島に浮かんでいるような祠が弁財天社。
かわいい祠に弁財天様が祀られています。財運、開運招福、芸能上達のご利益があるそうな。
香椎宮からお次は、同じ東区の箱崎というところにある筥崎宮へ。
こちらは、地下鉄の駅に箱崎宮前駅があり、そのルートで向かいました。
地下鉄の駅を出ると、比較的本殿に近づきすぎるので、広い参道を戻って二の鳥居をパチリ。ここからさらに参道を戻って国道3号線沿いには大鳥居があったんですが、老朽化により解体されちゃったそうです。
一月三日に行われる『玉せせり』というお祭りや、数百件の露店が並ぶ秋の『放生会』などでも知られる福岡でのお参りには欠かせないお宮の一つです。
ちなみに我が家では、子どもの誕生の際のお宮参りは筥崎さんにお世話になりました。
いつ見ても立派な楼門。一般参拝の場合、この楼門から拝殿に向かってお参りします。
御神木の筥松。ここ筥崎宮は鎌倉中期、蒙古襲来の際に神風が吹いて未曽有の困難に打ち勝つことが出来たことから、勝運の神としても知られています。
と、いうことで
ソフトバンクホークスもキャンプ前に毎年必勝祈願に訪れています。
その際に選手・関係者がサインした絵馬。
ちなみに、アビスパ福岡の絵馬もあります。福岡のプロスポーツチームは大体ここで必勝祈願してこの筥松の玉垣に絵馬を奉納しています。
お宮参りとかでお参りしても、本殿で祈祷してもらうとすぐに帰っちゃっていましたので、今日はじっくり筥崎宮境内を散策。
こちら、亀山上皇尊像奉安殿。
『上皇』って何か最近聞いたなぁって思っていると、そうです、天皇陛下が今年退位されたあと『上皇』となられるというのをニュースで見ました。
亀山上皇も鎌倉時代、1259年に天皇に即位され、1274年に譲位、上皇となられたそうです。
この亀山上皇が蒙古襲来で被害を受けた筥崎宮の再建に尽くされたということで、福岡市の東公園にある“銅造亀山上皇立像”の原型となった木彫造が安置されているのがこちらです。
高さおよそ6メートル。でかーい。
続いて、本殿の裏に回ってみました。こちらには末社が並んでいました。
東末社には稲荷社をはじめとする五社が
西末社には若宮殿をはじめとする五社が祀られています。
こちらは手水舎の近くにある筥崎宮のパワースポットらしいです、湧出石。
この石に触れると運が湧出ます!
ちょっと遠くて触りにくいぞ!!!
指先で何とかチョンと触れました。
意外と知らないこともあった筥崎宮。勉強にもなりました。