2018.5.5 京都 【河合神社 賀茂御祖神社】
関西遠征 9日目の京都編 その②
上賀茂神社を後にした私は、鴨川を南下して下鴨神社を目指しました。チャリを飛ばす事およそ20分で参道に到着。お掃除されていた方に駐輪場の場所を聞いて駐輪。そのすぐ側に下鴨神社ではない、河合神社なるものがありました。
ちょっと覗いてみると、雰囲気のいい手水舎。
こちらの河合神社。下鴨神社の摂社の一つで『日本第一美麗神』とあります。女性ならではの願いを叶えてくれるとして知られているそうです。やっぱり女性が多い。本殿でお参りしながら「あれ?俺、別に綺麗にならんでいいわ。そもそも男一人でここお参りする人いるのか⁇」って思ったら、急に女性専用車両にでもいるかのような気になり、何か恥ずかしくて恥ずかしくて。後から考えると、別に気にする事なかったんですが、さっさーっと河合神社を後にしてました。
河合神社からこんな緑のトンネルを抜けた先にあるのが下鴨神社。
青空にめっちゃ映える楼門まで来ると、何やら人だかりが出来ています。楼門は閉められていて皆んな中を覗き込んでいる。5/5は歩射神事なるものが行われ、まさにその真っ最中にぶち当たりました。
境内へは脇の入り口から入ることができましたが、とにかくすごい人、人、人。
よくわからないまま、写真撮ってました。弓矢を使った魔除けの神事のようですね。見えてないけど弓が的に当たる“ストン!”って音がすると、「おぉぉぉ」って歓声が上がってました。
この祭事の影響で本殿も閉め切られてお参りできず。先に御朱印をいただきました。後どのくらいで本殿が開放されるか聞いてみると、たぶんもうすぐだと言われるので、見えない中、お祭りの雰囲気を感じます。
そうこうしてると本殿側に人の流れが出てきたのでお参りに向かいます。
下鴨神社は通称で、正式には賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)。上賀茂神社で祀られる賀茂別雷神のパパ・賀茂建角身命、ママ・玉依姫命を祀る神社です。
さらにこの本殿エリアには言社(ことしゃ)と呼ばれる小さなお社があります。干支の守護神が祀られているので、私は大己貴神(おおなむちのかみ)に手を合わせます。
本殿お参り後も、まだ祭事は続いていましたが、本殿に向かって右手に。ここには清水が湧き出てできた川、御手洗川があります。“みたらし団子”の発祥になったと言われるところ。ここで人気なのが水みくじ。おみくじを川に浸すと運勢が浮かび上がって来るというものです。まっ、私はしませんでしたが。御手洗川を見守るように鎮座する御手洗社にはお参りしました。
下鴨神社はお祭りの真っ最中ということもあって、人でごった返してるのでここで失礼しました。
私は近くのコンビニで弁当を買い、鴨川沿いに戻って日陰を探して青空ランチタイムを楽しむのでありました。
つづく
2018.5.5 京都 【賀茂別雷神社】
GWの一人旅、9日目の最終日は京都の祇園のホテルからです。
ここからバスを使ってちょっと遠いところに行こうかなぁなんて考えてましたが、この日夕方には京都駅に戻ってくる事を考えると、レンタルサイクルで移動するのが効率良さそう。って事で、祇園からバスで京都駅へ。駅を挟んだ反対側にあるレンタルサイクル屋さんが朝早くからやってるようなので、行ってみます。
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8時過ぎだというのに結構お客さん並んでました。諸々手続きを済ませてお借りしたこの日の私の相棒。お店で目的地を伝えると大体の行き方を教えてくれます。そしてもらったこの地図が結構役に立ちました。
朝早くから動けたので、遠いところを目指そうと、まず向かうは上賀茂神社。お店の人に教えてもらったおススメルートで、まずは鴨川河川敷を目指します。河川敷まで来るとここからはひたすら川沿いを走ります。
夜の川床の風景がイメージにありますが、明るい時もなかなか。川を見てて思ったのは、鴨川って水が綺麗‼︎
チャリを走らせる事およそ1時間。上賀茂神社に到着です。上賀茂神社は通称で、正式には賀茂別雷神社と言います。この一の鳥居を抜けた右手に、あれ⁈馬だ‼︎この日、賀茂競馬の開催日でした。『かもけいば』でなく、『かもくらべうま』と呼ばれるこの神事。925年前に始まったものだそうで、その様子は徒然草などにも記載があるとか。
ここ走るんだ。2時からだから、無理だ。見れない。
こちらの二の鳥居を抜けたところにあるのが細殿。その前に守られているのが立砂です。上賀茂神社の御祭神・賀茂別雷神が降臨した円錐型の山に因んだもので、鬼門・裏鬼門に砂を撒いて清める風習の起源なんだそうです。
細殿の奥に進み、川を渡るとそこにそびえる楼門。美しいっス。本殿にはお参りの行列。お祭りが行われている期間だからか、ちょうど神職の方たちたくさんで祝詞があげられていました。
上賀茂神社には24の摂社末社があるそうですが、そのうちの第一摂社・片岡社にお参り。賀茂別雷神のお母ちゃん・賀茂玉依比売命を祀ったお社で、縁結びの神として人気の摂社のよう。昔々、紫式部も度々参拝し、新古今和歌集で和歌を詠んでいるそうです。
摂社をもう一つ、須波神社をお参り。心を癒し沈める神様が祀られています。あぁ癒されたい。
この日はタイムリミットがあるので、あまりゆっくりせずに御朱印をいただきに行きます。ここにもかなりの行列です。正式名称の賀茂別雷神社でいただきました。
この後は、近くの下鴨神社へチャリを飛ばします。
2018.5.4 京都 【伏見稲荷大社】
関西ひとり旅 京都編 つづき
宇治駅から奈良線で京都方面へ。途中の稲荷駅で下車します。朝通った時よりは混雑してませんでしたが、人多いのには変わりありません。
改札を抜けるとそこはもう伏見稲荷大社。お稲荷さんの総本宮。全国に稲荷神社って3万社以上あるんですね。その総本宮は711年に稲荷山に稲荷大神を祀ったのが始まりだとか。楼門の前で稲荷神社のシンボル
お狐様がお迎えしてくれます。
拝殿
本殿。人が多い…。
本殿の横にある授与所で御朱印をいただけます。ここで行列に並んでいると雨粒がポツポツ。伏見稲荷に着いたくらいから空模様が怪しかったのです。雨もそんなに強くならずに御朱印いただきました。
先を急げぇ!ってしてると雨足が強くなり、止むを得ず奥宮の軒先で雨宿り。5分くらいすると落ち着いて来たので伏見稲荷のハイライト、千本鳥居です。
嘘やろ⁈ってくらいの大渋滞。
よく、この千本鳥居を紹介している写真で、誰もいない鳥居だけのモノをよく見ますが、あんなの絶対に無理。私の前を歩く、一際背の高い人が常に入り込むし。こんなショートカットもアリなのか⁇
千本鳥居に入って10分くらいで奥社にたどり着きます。
奥社には「おもかる石」なるものがあります。石灯籠の上に丸い石が置かれていて、願い事を唱えて持ち上げた時、軽ければ願い事が叶う日が近い…というもの。この類いの物は各地でやったことありますが、正直、軽かった事ありません。今回も微妙に重い。
ここ奥社には書置きですが御朱印いただけます。
さて、ここからどーする?このまま引き返すことも出来ますが、まだこの先があるらしい。稲荷山をガンガン登ってみました。稲荷神降臨の地までも鳥居は続きます。
途中のスポットの一つ、『根上りの松』。読んで字のごとく根が地表から上がっている珍しい松なんですが、“値が上がるのを待つ”という事で株式や証券をされている方を中心に篤い信仰があるそうです。株も証券も、知識すらありませんが、私自身の値が上がればと、上がったところをくぐってみました。
鳥居が並ぶ稲荷山登山ルートはまだ続きます。本格的な登り。だいぶ上がって来ました。伏見稲荷に来た頃の曇天はいつのまにか回復。まだ登り。もっと登り。
奥社から40分くらいで山頂に到着です。標高233メートル、末広大神を祀る一ノ峰。
ようやくたどり着いても、ここでも参拝の行列。10分くらいかかってやっと手を合わせることができました。
ここからは別ルートを使って下山です。正直、こんなに伏見稲荷で時間を要するとは思わなかったので、下山ルートにある摂社末社には一切目もくれず、ダーーーっと駆け下りた感じ。
それでも40分くらいで本殿前まで戻ってきました。この時点で16:30。まだ人が来てる。来た時とそんなに変わらない人混み。大人気の伏見稲荷大社のお参りでした。
2018.5.4 京都 【宇治神社 宇治上神社】
関西ひとり旅 8日目。京都の宇治にいます。
平等院鳳凰堂を後にした私は、宇治川を渡って世界遺産の神社を目指します。
おぉ、なんかいい感じ。
今回の京都の旅も去年使ったガイドブックを利用しました。それによると、平等院から宇治川を渡って先にあるのが世界遺産の宇治上神社であると。だから、橋を渡ってすぐのところにあるこの鳥居が宇治上神社の鳥居だとばっかり思ってました。天気がいいと緑も気持ちいい。おや、ウサギだ。
この鳥居の奥に本殿が見えてきます。が、本殿でお参りした時に「あれ?」って思います。確か、宇治上神社を目指していたはず。でも、ここの表記は宇治神社⁇
ガイドブックを見直すと、宇治上神社より手前にちっこい字で『宇治神社』ってちゃんと書いてありました。でも、宇治神社と宇治上神社ってどう違うの?って思い、日陰に入ってネット検索。
もともとは二つで一つの神社で、宇治神社は離宮下社、宇治上神社を離宮上社として合わせて宇治離宮明神と呼ばれていたとか。明治時代にそれぞれ独立する神社となったようです。さてさて、謎も少し解明されたところで、御朱印をいただきます。
宇治神社から出ると、宇治上神社への案内がありました。気が生い茂りすぎてて見えにくいですが、右の立派な石碑に『宇治上神社』と表記があります。この緑のトンネルを抜けると宇治上神社。間口の狭い門を抜けると、境内が広がっています。こちら拝殿。予想以上のデカさです。この拝殿から右側に回ると本殿前に行けるのですが、その途中にあるのが桐原水。宇治七名水の中で唯一現存する湧き水なんだそう。こちらで手を清めて本殿へ。世界遺産に登録されている宇治上神社の本殿は現存する神社建築の中で最古のものなんだとか。歴史の重みを感じながら手を合わせました。
御朱印は、並んではないものの結構な順番待ちがある模様。御朱印帳を預けて番号札をもらう。一時間ほど見てくれと言われます。まいったなぁ、一時間も何するかなぁ、どっか別のところでも行くかなぁ…って考えながら境内うろちょろしてると、私の番号が呼ばれたような気が。えっ⁈まだ15分も経ってないよ。まさかね。一時間って言われたし。まいったなぁ、お守りでも見るかなぁ…ってしてると、確実に私の御朱印帳が出来上がりの束の中に見えました。目安の時間、余裕持たせ過ぎ。こちらでも立て続けに書いていただいているようです。ありがとうございました。
宇治上神社を後にし、宇治駅へ向かいます。来た時と違うルートで戻ると、気になるお店発見。宇治名物 茶だんごの宇治川餅本店。しかも工場直売店!バラ売りもしていて、一本¥50-!安い‼︎抹茶とほうじ茶を一本ずついただきました。優しい味!うまい‼︎ お店のお母さんはほうじ茶が好きとおっしゃっていたように、私も好みはほうじ茶。一本おかわりしました。
つづく
2018.5.4 京都 【平等院鳳凰堂 浄土院】
まだGW中をさまよっているこのブログです😭
そのゴールデンウィーク中にお世話になった関西を6/18、大地震が襲いました。お亡くなりになられた方、ご家族にはお悔やみを申し上げるとともに、被災された方々にお見舞い申し上げます。
京都の亀岡市にある宝泉寺禅センターでの3泊4日の修行を終えた朝9時。同じタイミングで下山される方と一緒に馬堀駅へ。修行中、飲酒はNGだったので無事修行終了を祝して駅前のコンビニでビールで乾杯。お寺では特に飲みたい気にもならず、不自由はありませんでしたが、いきなり禁を破り、下界に戻ってきた実感。
一緒に下山した彼とは京都駅で別れ、私は別の電車に乗り換えます。奈良線に乗り換えて宇治へ。平等院鳳凰堂へ向かいます。奈良線は何か、隅っこのホームだった記憶がありますが、そのホームへ向かう人の数が予想以上。そして、ちょうど発車前の電車があったので飛び乗ろうとしますが、どこの乗車口も乗客でパンパン!東京の朝の通勤電車を思わせる乗車率。
えぇぇ…この人たちみんな平等院行きかよ…と憂鬱になりながらなんとか隙間を見つけて乗り込みました。普通電車に乗ったので、この先30分もこの状態か…という気持ちも発車して約6分で解消されました。半分くらいの方が2駅先の稲荷駅で下車。下調べをあまりしない私は奈良線沿線に何があるかよく分かってなかったのですが、この稲荷駅のすぐ近くが伏見稲荷。おぉ、じゃあ平等院の帰りに寄ろう。宇治の後、何も考えてなかったのでほぼ、この日の予定が決まりました。稲荷駅の後、ガラガラになったわけではありませんが暑い中、人との接触もなく宇治駅へ到着。駅に置いてあった平等院への行き方のプリント片手に向かいます。
もともと今回の旅で平等院へは行くつもりなかったんです。京都市内だけでもお参りしたい寺社がたくさんあるのに、ましてや宇治なんて。遠いわ…。と“行くリスト”に入ってなかったのですが、この旅の直前、「今でしょ‼︎」なんて今ではぜんぜん言わなくなったあの予備校の先生のTV番組で平等院が紹介されてまして。そういうのに感化されやすい私。「平等院行くなら修行のあとやな」と、京都の旅“行くリスト”初登場3位にジャンプアップしました。
宇治市なだけに、宇治茶のお店がたくさん並ぶ参道を歩く事約10分。11時過ぎの平等院前には拝観券を求める人の行列‼︎マジかよ、ゴールデンウィーク…。って感じです。しかも、係りの方のアナウンスによると、鳳凰堂内の拝観は4時間待ちとか5時間待ちだとか。即パス。庭園内の拝観で十分です。
10分くらい並んで、ようやく中へ。そして意外とすぐに現れる、10円玉のあれ。平等院鳳凰堂。肉眼で目を凝らすとこの場所でもなんとなく見える御本尊は阿弥陀如来坐像。平安時代後期の作品なんだとか。
ここで写真撮る人はたくさんいるけど、手を合わせてる人ってほとんどいないんだよなー。何しにここ来たんだろ。
TVで紹介されてた鳳凰堂撮影のベストポジションは、確かこの辺り。でもiPhoneカメラでは両サイドが切れちゃうのよねー。しょうがないから角度を変えて。
これが極楽浄土。
鳳凰堂前からちょっと行くと、朱印所がありました。ここにも長蛇の列…。係りの方が、数種類ある中から一種類だけにしてとアナウンスして回ってます。「待ち時間は1時間くらいかなぁ」なんて言われてましたが、30分くらいでいただけました。
朱印所の先には平等院ミュージアム鳳翔館があります。この宗教法人としては初の博物館の入館料は拝観料に含まれています。お得‼︎中は薄暗い雰囲気ある空間。そこに、梵鐘、雲中供養菩薩像26体、そして初代の鳳凰一対の国宝をはじめ、重要文化財の十一面観音立像など。人は多いんだけど、わりかしじっくりと眺められる作りになってます。順路通り進むと最後にミュージアムショップ。お守りや平等院グッズが並んでました。
鳳翔館から出ると、塔頭寺院の一つ、浄土院があるのでお参りします。こちらでも御朱印がいただけます。お一人で対応されていて、ノンストップで書き続けていらっしゃいました。ありがとうございます。
浄土院は鳳凰堂の真裏にあるため、裏から鳳凰堂を拝めます。鳳凰に最接近できる場所なのかな?
つづく
2018.5.3 京都【天龍寺 野宮神社】
5/3、宝泉寺禅センターでの修行 3日目の昼の自由時間を利用して、嵐山散策をして来ました。遅くとも16:30にはお寺に戻っておきたい事を考えると、すぐに出たかったのですが色々と準備に時間がかかり一本電車を乗り過ごす失態。
宝泉寺禅センター最寄りの馬堀駅から嵯峨野線で京都方面に二駅行ったところに嵯峨嵐山駅があります。
駅近くにレンタルサイクルがある情報を前日に得ていたので、その看板を見つけるとダッシュ💨そこのおじ様から地図で嵐山を説明してもらいます。さらに、嵐山の観光名所、竹林もチャリ押していけば行けるとのこと。本当にぃ⁇まぁいいや。時間がないので急ぎます。
これが嵐山での私の相棒。
やっぱりGW、嵐山の観光客ぱねぇっす。渡月橋に向かう通りは大混雑。車も通るのに。そんな人混みの中を掻き分けて到着したのは天龍寺。相棒を駐輪場に停めさせてもらい、拝観料を納めて本堂へ。
広大な敷地を持つ天龍寺は、後醍醐天皇の菩提を弔うために足利尊氏が創建したと言われるお寺です。建物に入り、まず迎えてくれるのは達磨図。禅宗の開祖・達磨大師を描いたもの。奥の大方丈に進むと、
バーンと広がる庭園が望めます。曹源池を中心に広がる庭園は、国の特別名勝第一号。建物内の参拝ルートで動きながらも庭園のどこかが眺められ、その美しさに目を奪われます。
こちら大方丈の御本尊は釈迦如来坐像。天龍寺の創建よりも古い仏様です。
回廊を進んだ先の後醍醐天皇を祀る多宝殿にもお参り。
お堂側をぐるりと回った後、庭園に出て見ます。
あぁ、ええなぁ。
ありゃ、竹林ですよ。あとで知りますが、この奥が例の竹林でした。尻カッチンのため、やや早足でしたが一通り見て回った後、朱印所へ。天龍寺の御朱印はスタンプでした。
天龍寺から「一度は渡っとくか」と思い、渡月橋方面に。そっち行けば行くほど人の多さが増して来たので渡るのは断念して遠目から。
あんまり時間ないけど、チャリで竹林にも突入してみます。「やめときゃよかった…」一度入ったら引き返すのはさらに迷惑だと思い、そのまま進みます。ハンドル握ってるし、人多すぎるしで、写真撮るなんて絶対無理。竹林の中にある野宮神社でお参りです。
良縁のご利益があるとかで、鳥居の前から長蛇の列。天照大神を祀る本殿の脇には白峰弁財天、愛宕大神。さらに奥には美しい苔庭もあります。
人混みをかき分けてチャリに乗る事を考え、この日のお参りはここで終了。自転車返して、また電車で馬堀駅まで戻り、予定時間に宝泉寺に帰ってきました。
いゃぁ、嵐山お参りバタバタ過ぎました。まだぜんぜんお参りしきれてないので、次回はもっとゆっくりとしたいものです。
2018.5.1 〜5.4 京都【宝泉寺禅センター】
5/1、大阪を後にした私は、京都へ向かいました。京都駅からさらに西へ。嵯峨野線に乗り換えました。平日とはいえ、GW中ということもあって、超満員の電車。半分以上のの乗客は嵯峨嵐山で降りていきますが、わたしはまだ先へ。馬堀という駅で降り、歩いて20分ほどの宝泉寺禅センターが目的地です。
この日から5/4までの3泊4日の基本修行に参加してきました。
たまたまネットでお寺での修行のページに行き着き、宝泉寺を知りました。さらに修行についてブログで紹介されているのを見てると、自分も挑戦してみたくなり今年のGWのメインプランに組み込みました。
3泊4日、色々ありましたが、かいつまんでご紹介します。ちなみに写真は一切ありません。
ご参考までに 修行案内 - 宝泉寺禅センター
【初日】
14時過ぎにお寺に到着し、受付。この日の受付は私と女性の2人のみ。
ビデオを見てお寺での作法を学ぶ。が、一回見ただけじゃ覚えられません。お寺の中を案内してもらい、自由時間。ジャージに着替え、既に修行中の方にご挨拶がてらお話。食事中の正座がかなりきついらしい。
17時の夕食前に禅堂にて約15分の坐禅。私はまだ正しい坐禅を知らないので胡座で良いとのこと。自分のお椀とお箸のセット(これを持鉢という)を持って食堂へ。夕食と朝食はとにかく厳しい作法があります。
◉ お椀とお箸を並べるのにも手順が
◉ 食べる時には喋るのはもちろん、音を立ててはならない。鼻をすするのも注意されます。
◉ たくあんを一枚だけ残して食べ終わったら合図があるまでじっと正座。
◉ 回ってくるお湯をお椀に注いで、このお湯とたくあんを使ってお椀とお箸を洗う。その洗い方にも手順があり、前の人を見て見よう見まねで。洗い終わったお湯は最後に一気に飲み干す。滞在期間はこのお椀をずっと使います。
かなりかいつまんでますが、食事はざっとこんな感じ。やはり正座がかなりキツイです。そして、何よりも食事が美味い‼︎精進料理なのに、色々と工夫されてて時間さえ許せば、もっと食べたいが…正座がキツイ。
この後、この日は和尚さんの法話をいただきました。そして今日から参加の私を含めた2名は坐禅の講習。他の方は坐禅中。最後だけ私たちも加わり、気を落ち着かせます。
坐禅の後は消灯まで自由時間。予約してたシャワーの時間に汗を流し、就寝の準備。22時には灯りは消されます。寝られるか不安でしたが、あっという間に落ちてたようです。
【2日目・3日目】
朝、5時30分前に起こされて身支度を整えます。最初の日課は八段錦と言われる太極拳。坐禅と同じ呼吸で身体を起こします。キツイ動きは全くありません。
そして禅堂に戻り、朝の坐禅。25分×2セット。
本堂に行って朝のお勤め。般若心経以外は初めて聞くお経ばかりでしたが、スピードが速くてどこを読んでるか一度見失うと元に戻るのが大変でした。
読経が終わると、全員でお寺の敷地内のお掃除。私は3日間、禅堂のお掃除でした。
この後、ようやく朝食。朝はお粥が出ます。夜と同様、作法はきっちり、正座もバッチリでいただきます。朝もおかずが美味い!もっと食べたいけど、朝も正座がキツイ。
朝食後、軽く休憩を挟んで、作務の時間です。お寺の敷地内の草刈りや畑仕事など、お寺の仕事をお手伝いします。私は敷地内の落ち葉拾い担当。
昼まで作務を続け、昼食です。昼食は厳しい作法なしで楽しく食べれます。これまた美味い‼︎デザート的なものもあったりして、楽しくいただけます。
宝泉寺さんの料理は下調べの段階で美味しいと好評だったので楽しみにしていましたが、予想以上。私が期間中にいただいた8回の食事全てが美味しかったです。精進料理とは思えない料理もありました。
しかも、朝と夜は正座の苦しみもあって、少量しかいただけませんでしたが、不思議なことに空腹にならない。人ってそんなに食べなくても大丈夫なんだなぁって、他の参加されてる方と話してました。
昼食の後は約4時間の自由時間。この時間は何してもOK。私の場合、2日目は雨も降っていたのでお寺で本読んだりしてまったり。3日目は嵐山に行ってみました。この模様は次の記事でご紹介します。
自由時間の後は夕食。ここからは初日とほぼ変わりません。和尚さんの法話の時間は坐禅。坐禅って、正式な足の組み方をすると慣れてないと結構キツイですが、楽にできる方法も教えてくださいます。この形がハマれば、結構楽に集中出来ます。これがわかるのは3日目の夜の坐禅でした。そして坐禅の時の呼吸・丹田呼吸は戻ってからも様々な場面で使えます。私は使ってます。
【4日目】
最終日は朝食までいただいて下山の準備をします。費用はお布施として納めます。最後、まだ修行を続ける方が作務の前に、皆さんの前で一言お礼を言って終了。
宝泉寺さんでの修行、とにかく普段の生活がいかに無駄なものだらけなんだと教えていただきました。食事の作法や正座、そして坐禅と、修行ならではの厳しさももちろんありますが、終わってみて3泊4日では物足りない気もします。私はまだ続けられる、続けてみたいと感じました。また、私達短期修行の面々のお世話をしてくださる常住のスタッフの方々も皆さん良い方ばかりで、修行なのに楽しく過ごせる一面もありました。最後の挨拶の時に私は「また必ず来ます」と宣言したので、予定さえ合えばまた学びに行きたいと考えています。
修行を終えてから一ヶ月。すでに無駄だらけの生活に戻っている私でした😨