歩け歩け 合掌ブログ

寺社仏閣などを巡りながら、感じたままをダラダラ綴ります

2018.1.31 静岡 【清見寺】

静岡お参り道中 PART 2 です。

 

駐車場でお次のお参り先を詮索。

久能山東照宮ともう一つ、静岡に行くならお参りしたいなぁと考えていたのが、静岡浅間神社。何でも、広い敷地の中にいくつもの神社があるらしい…という浅い情報しかありませんが、そこには行ってみようと。でもまだ時間にも余裕がありそうなので、ちょっと離れたところに行けるかなぁと導き出したのが、清見寺というお寺です。
静岡市清水区にあるお寺。久能山下から、途中、遠くに富士山を眺めながら30分くらいかかったでしょうか。
清見寺到着です。

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駐車場の敷地にあるのが清見寺最初の門、総門。
総門のあたりにいると、電車の遮断機の音が聞こえます。特に気にしてなかったのですが、電車が通ってびっくり。総門と山門の間を電車が、走って来ました。東海道線を超える形で山門へ向かいます。

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お寺の創建は古く、奈良時代。当時、この辺りに清見関という関所があり、その傍に建てられた仏堂を関所の鎮護としたことが始まりと言われています。
山門をくぐって真正面にあるのが、仏殿。

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釈迦、迦葉、阿難の三尊が祀られています。


右手に回ると『⇦受付』と大きく表示されています。本堂の中を拝観することができます。受付に行くと鐘が吊るされていて、拝観希望の人は叩くよう案内されています。私、こういうのがどーも苦手で。叩こうか、叩くまいか、ウロウロしていると運良くお寺の方が出て来てくださいました。拝観希望である旨を伝えると、由緒書をいただき、拝観ルートをご丁寧に説明していただきました。
まずは本堂へ。

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ご本尊は聖観世音菩薩様。またこちらは江戸時代より朝鮮や琉球使節団が江戸へ向かう際の中継地となっていたようで、それにまつわる資料が木簡として掲示されています。この写真の上に、2/3ほど写っている『永世孝亨』の文字は琉球王子筆のものなんだそうです。


本堂の先に大玄関があり、そこの天井は鎌倉時代にこの関所で起こった戦乱の跡を伝える血天井なんだそうですが、どこが血の跡が良くわからず…。
順路通りに進み、本堂の裏回る形で移動すると、そこには『家康手習いの間』。

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今川家の人質としてこの地に身を寄せていた当時の竹千代。このお寺のこの部屋で住職から教えを受けていたそうです。狭い…。3畳ぐらいのお部屋でした。


家康公の手習いの間の窓から望めるのが名勝 清見寺庭園です。

f:id:araken0129:20180203124211j:imagef:id:araken0129:20180203124225j:imagef:id:araken0129:20180203124239j:image家康公もこの庭を愛し、駿府城から石を移してこの庭に配しているそうです。


置くの書院へ進むと、わぁ、

f:id:araken0129:20180203124311j:imageこれはまさに厠⁈意外に広くて快適そう。


明治維新後には天皇陛下もよく訪れていたそうで、f:id:araken0129:20180203124338j:image玉座の間もあるんです。


玄関方向へ戻ると、お次は2階へ。
f:id:araken0129:20180203124405j:image潮音閣と呼ばれるこのお部屋。三面ガラス張りの開放的なお部屋。

f:id:araken0129:20180203124429j:imageこの部屋から見える景色、今では埋め立てで色々なものが見えていますが、その昔はその名の通り潮の音が聞こえていたそうです。

 

本堂の拝観後、御朱印帳を受け取り外へ。やばっ!予想以上に楽しんで時間を忘れてました。帰り際にf:id:araken0129:20180203124510j:image鐘楼をパチリ。
f:id:araken0129:20180203124527j:image全景をパチリ。
なかなかの見応えあるお寺でございました。

 

そして家に帰って、見どころの一つ、五百羅漢石像を見るのを忘れたことに気づき、愕然とするのでありました。

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つづく