歩け歩け 合掌ブログ

寺社仏閣などを巡りながら、感じたままをダラダラ綴ります

2018.4.29 奈良 【與喜天満神社 法起院】

関西遠征 奈良編 桜井市 その2

 

長谷寺を後にすると、参道は来た時より賑わいを見せていました。そんな中、奈良漬のお店で試食してみたら「うめぇ!ご飯が欲しい‼︎」自分家に買っても食べずにダメにしちゃうタイプなので、実家に送ってあげました。

 

参道の途中に神社の案内を見つけます。f:id:araken0129:20180513104010j:image與喜(よき)天満神社。ここから8分とあります。誰もそっちに足を向けていませんが、お参りに向かいます。

f:id:araken0129:20180513104103j:image結構な階段です。あの鳥居の奥に本殿があるのかな?

f:id:araken0129:20180513104134j:image鳥居の奥もまだ登りか。

f:id:araken0129:20180513104158j:imageえぇ⁈先が見えないんですけど…。

f:id:araken0129:20180513104226j:imageまだ登りますか。

f:id:araken0129:20180513104256j:imageやっと着いた(゚o゚;;  本殿前にも階段が…。

この與喜天満神社のある與喜山は天然記念物なんだそうです。菅原道真公を祀る、日本最古の天神社、與喜天満神社f:id:araken0129:20180513104414j:image“よき”なだけに“良き”として受験生にも人気なんだとか。

帰ってから由緒書きを見て知ったのですが、日本初の天照大神降臨地として本殿の隣に祀られているそうです。この日、暑かったのと階段登りで疲れたのと腹も減ったので本殿にお参り後、即下山してしまいました。下って行く途中に社務所があったので覗いてみると『ただいま外出してます』の張り紙があったので、こちらの御朱印はなしです。

 

また参道に戻ると、小さいながらも人で賑わっているお寺がありました。f:id:araken0129:20180513104457j:image法起院さん。735年に創建され、1,695年に長谷寺塔頭として再建されたお寺です。f:id:araken0129:20180513104533j:image西国三十三所観音霊場巡りを始めた徳道上人をご本尊としています。f:id:araken0129:20180513104602j:imageこちらの石塔が徳道上人の廟所。その周りは西国三十三所観音霊場巡りのお砂ふみが出来るようになっています。

その他、f:id:araken0129:20180513104640j:image弘法大師、馬頭観世音を祀るお堂、f:id:araken0129:20180513104701j:image弁財天を祀るお堂もあります。

御朱印をいただくにも多少の行列です。f:id:araken0129:20180513104819j:image


法起院を後にし、参道途中にあるお店でざる蕎麦と巻き寿司のセットを食し腹ごしらえ。そのまま長谷寺駅に戻ります。この日のお参りは終了。電車で次の目的地、大阪へ向かうのでありました。

2018.4.29 奈良 【長谷寺】

関西ひとり旅日記、ようやく3日目です。

3日目の目的地は桜井市です。


この旅の数日前、ネットのニュースか何かで長谷寺のインスタが紹介されていました。それからインスタユーザーではないのですがインスタの写真をちょくちょく見るようになり、是非お参りしたいと今回の予定に組み込みました。 

長谷寺があるのは奈良県桜井市

近鉄沿線に最寄駅がありますが、乗り換えが必要です。

 

近鉄奈良大和西大寺 → 大和八木 → 長谷寺

 

所要時間はおよそ1時間です。

この日私は長谷寺駅に9時過ぎに到着。f:id:araken0129:20180511183629j:image同じ目的で下車した方も多数。みんなで同じ方向へ歩き出します。

駅から古い住宅が並ぶエリアを抜けると、お土産屋さんなどが並ぶ参道へ。駅から20分ほど歩くとf:id:araken0129:20180511183757j:image長谷寺に到着します。

この日は天気が良過ぎました。雲ひとつない青空が朝から広がります。

長谷寺は『花の御寺(みでら)』と呼ばれ、一年中花の絶えることのない事で知られています。お寺のインスタでもセンス抜群のお花の写真をアップされています。

まずは拝観料を納めます。入山料と特別拝観とのセット、さらに観音様の大掛け軸も御開帳されているのでそちらも拝ませていただこうと、合わせてお納めました。

f:id:araken0129:20180511183843j:image立派な仁王門をくぐると、そこから長谷寺の見どころの一つ、登廊がスタートします。f:id:araken0129:20180511184023j:image長谷型灯籠が吊るされ、雰囲気のある登廊は399段。f:id:araken0129:20180511184052j:imageGW初日ということもあって朝早くから沢山の参拝の皆さんがいらっしゃったので、誰もいない登廊の写真は無理かなぁ…と思いながら登っていると、f:id:araken0129:20180511184127j:image本堂前最後の登りでキター(≧∇≦)一瞬誰もいなくなり、急いでシャッター!f:id:araken0129:20180511184157j:image

そして本堂前に到着です。f:id:araken0129:20180511184240j:imagef:id:araken0129:20180511184311j:image

長谷寺の御本尊は十一面観世音菩薩。近江の楠の霊木から三日で造り上げたと言われる観音様。10mを超える立像は圧巻の一言。両脇に難陀龍王と雨宝童子が仕えています。f:id:araken0129:20180511184409j:image

山の中腹の断崖絶壁に懸け造りで建てられている長谷寺には舞台があります。f:id:araken0129:20180511184438j:imagef:id:araken0129:20180511184508j:imageここからの眺めが最高です。f:id:araken0129:20180511184532j:image今は新緑鮮やかでたまりませーん‼︎どんな賞賛の言葉も安っぽく感じてしまいます。

お次は、本堂の脇から特別拝観に挑みます!長谷寺では今、本堂の普段は立入禁止エリアに入って、御本尊の十一面観世音菩薩様の真下から見上げ、お御足に触れることができます。これまでどこ行っても写真はまだしも触るのも憚れるところしかありませんでしたので、こんなチャンスはそうあるまい。

入り口から入ると、観音様とのご縁を結ぶためにと、五色線なるものをいただき、左手に装備します。f:id:araken0129:20180511211504j:imageそしてお香を手につけ清めます。間口の狭い囲いをくぐると、そこには10mの高さを支える、観音様の大きなお御足。見上げれば、凛としたお顔の観音様。「でけぇ~」ボキャブラリーの乏しさを露呈する感想ですが、あまりもの凄さに、こんな陳腐な言葉しか出てこないんです。私は右のお御足をスリスリスリスリ…。

あまりよくわからないでしょうから、長谷寺さんのURL貼り付けます。

特別拝観|長谷寺便り|奈良大和路の花の御寺 総本山 長谷寺

特別拝観を終えると、f:id:araken0129:20180511184907j:image朱印所の列が伸びてたので並ぶことにします。こちらで御朱印は5種類いただけるようで、私はその中から基本の御朱印f:id:araken0129:20180511211637j:imageと期間限定 江戸期の復刻御朱印f:id:araken0129:20180511211743j:imageをいただきました。この限定御朱印、2020年末まであるそうです。

御朱印をいただくと、奥に別のお寺を発見しました。f:id:araken0129:20180511184937j:image能満院とあります。こちら、長谷寺塔頭というお寺になるようです。“とうとう”でなく、“たっちゅう”と読みます。へぇ、勉強になる。f:id:araken0129:20180511185006j:imageそんな塔頭寺院 能満院の御本尊は日限地蔵(ひぎりじぞう)。日を限って祈願すると願いが叶えられるという地蔵菩薩です。お隣には不動明王も祀られています。

能満院の御朱印はお地蔵様で。f:id:araken0129:20180511211911j:image

まだ長谷寺行脚続きます。が、また長くなってきたのでダイジェストで。

f:id:araken0129:20180511211952j:image愛染堂

f:id:araken0129:20180511212033j:image大黒堂

f:id:araken0129:20180511212109j:image開山堂

f:id:araken0129:20180511212143j:image弘法大師御影堂

f:id:araken0129:20180511212221j:image長谷寺

f:id:araken0129:20180511212253j:image五重塔

長谷寺は花の御寺と言っときながら、花が一つも出てきません。この日の長谷寺はまだぼたん祭りの開催中でした。が、ボタンがだいぶ終わりかけを迎えていて。

f:id:araken0129:20180511212324j:imagef:id:araken0129:20180511212356j:imageちょこっとだけ。

 

この先、もう一つのイベントがあります。f:id:araken0129:20180511212436j:image大講堂で行われている長谷寺観音大画軸の公開。御本尊 十一面観世音菩薩の設計図として作られたというほぼ原寸大の大画軸。

高さ1,646.6cm、横幅622.6cm、重さは125.5kg。日本最大の掛け軸を公開されています。大講堂内を順路に沿って進むと、斜めに立てかけられた大掛け軸を高い位置から拝めます。しかし、ここでは写真撮影禁止。写真が撮れるのは、そこからさらに進んで、フラットな位置から。f:id:araken0129:20180511212515j:imageこんな感じでーす。

講堂内では、この掛け軸のセッティングの様子のVTRも上映。結構面白かった。

講堂の出口でも御朱印いただけます。f:id:araken0129:20180511212628j:image掛け軸をモチーフにした朱印です。

いやぁ、予想以上に素晴らしいお寺でした。「この旅でどこが良かった?」って聞かれると、迷いなく「長谷寺‼︎」って答えてます。

 

つづく

2018.4.28 奈良 【薬師寺 唐招提寺】

奈良の旅 2日目 Part3

この日の残りのお参り日記、長文になりましたので悪しからず。

 

法隆寺エリアを後にした私は奈良市に戻り、近鉄に乗り換えて西の京エリアを目指しました。ここでもちょっと乗り換えが。

 

近鉄奈良大和西大寺 → 西ノ京


約15分くらいで西ノ宮駅に到着します。

駅を出るとすぐそこはf:id:araken0129:20180509163806j:image薬師寺の参道入口。ここから入ると北受付から入ることになります。受付で通常の拝観料と西棟、食堂の特別公開拝観料を納めます。

法相宗大本山である薬師寺。680年、飛鳥地方で創建した薬師寺は710年の平城京遷都に伴い、今の西ノ京に移されたそうです。

北受付から入ると、薬師寺の敷地の広さを実感します。敷地の一番奥まで。そこにそびえるのはf:id:araken0129:20180509164011j:image金堂。龍宮造りと呼ばれる、美しいお堂です。ホント、龍宮みたい。

御本尊は薬師寺だけに薬師如来。両脇に日光菩薩月光菩薩が控えます。

金堂を出て、門に向かって右側にそびえているのはf:id:araken0129:20180509164127j:image西塔(さいとう)。金堂と同じく、鮮やかな塔は昭和56年に復興されたものです。そして左側には現在改装中のf:id:araken0129:20180509164203j:image東棟(とうとう)。資料で見る限り、これまで見てきた塔のように、鮮やかな塔では無いようです。

そうこうしてると、館内放送でこの後すぐ、誰でも参加できるご住職のご説法を頂けるとのこと。こんな機会は滅多に無いだろうと、迷わず金堂に戻って席を確保。一番前に陣取りました。

ご説法では、薬師寺の歴史、お薬師さんについて、塔についてなど、とてもユーモラスにお話しいただきました。

薬師寺白鳳時代にこの地に移ってきたから金堂を中心に『白鳳伽藍』と言う。GWが終わったらこの辺りは“がら~ん”とするらしい(笑うポイント)

薬師如来はお医者さん、日光菩薩月光菩薩は看護師さん。

仏教で言うところの塔はサンスクリット語ストゥーパと言い、もともと仏舎利を納める塚であったこと。ストゥーパを漢字に当てた“卒塔婆”を略すようになり、“塔”と呼ばれるようになった。

日本でも仏舎利を納める塔を五重塔、三重塔など高く建てることで、遠くからでも見えて手を合わせることができる…など、トリビアなお話したくさんでした。全くメモ的なものを持ち合わせていなかったのが悔やまれます。

およそ一時間のご説法が終わると、お寺の営業的な事もあったりしましたが、私は金堂を後にして西塔へ。ここではお釈迦様の八相のうち後半の四相、『成道』『転法輪』『涅槃』『分舎利』が描かれた像を拝むことができました。

お次は金堂の奥の大講堂へ。f:id:araken0129:20180509164600j:imageこちらもまたデカイ!講堂だけに、僧の皆さんの学び舎でしたが、どれだけの学僧さんがいらっしゃってたのか…。大講堂の御本尊は弥勒三尊。その他、仏足石も安置されていました。そしてこの大講堂で御朱印もいただけます。

f:id:araken0129:20180509165028j:image

大講堂のもう一つ奥が食堂。f:id:araken0129:20180509164713j:imageお寺では「じきどう」と呼びますが、まぁ普通に食堂として使われていた建物。こちらで今、特別拝観出来るのが食堂の御本尊「阿弥陀三尊浄土図」を中心に、全長約50mにわたる壁画「仏教伝来の道と薬師寺」を拝めます。

金堂を中心とした白鳳伽藍を後にし、お次に目指すは玄奘三蔵院伽藍。f:id:araken0129:20180509165138j:image玄奘三蔵とは、あの西遊記三蔵法師、お師匠さんです。西遊記では夏目雅子さんが演じていましたが、実際は男性です。ドラマで三蔵法師を女性の夏目雅子さんが演じると言う事で、中国などから大きな反感があったというのを聞いたことがあります。でも西遊記は中国をはじめ、全世界でも大ヒットしたんですよね。

f:id:araken0129:20180509165213j:image玄奘塔では悟空と悟浄、八戒を率いて天竺を目指したお師匠さんのお骨が安置されています。玄奘三蔵像を見て、同じタイミングでお参りしていた男性が「おっさんやないかい。夏目雅子感ゼロ‼︎」なんて笑っていらっしゃいましたが、そらそうや。

玄奘三蔵院でも書き置きですが御朱印をいただけます。f:id:araken0129:20180509165303j:imageお師匠さまぁ~~‼︎

私は薬師寺を後にし、もう一つ、近くのお寺をお参りします。

歩いて15分くらいでしょうかf:id:araken0129:20180509165328j:imageこちら唐招提寺律宗の総本山、唐招提寺は中国・唐の高僧 鑑真和上が759年、戒律の専修道場として創建されたことが始まりだとか。

拝観料を納めて南大門をくぐるとf:id:araken0129:20180509165401j:image「あぁ、なんか好き」そう思わせる、静寂の空間が広がっていました。

真正面に佇むのは金堂。f:id:araken0129:20180509165430j:image中には御本尊の盧舎那仏の他、九体の仏像が圧倒してきます。

金堂の奥には講堂と鼓楼。f:id:araken0129:20180509165523j:image講堂は弥勒如来を本尊に。鼓楼の鐘楼は平安初期の貴重なものなんだそうです。

講堂の奥に進むと、高台にあるお堂、開山堂。f:id:araken0129:20180509165550j:image元々、徳川家歴代の霊を祀るお堂として建立されたものを鑑真和上像をを安置するために移築されたもの。今では、鑑真和上の姿を写した「御身代わり像」がつくられ、公開されています。

開山堂から先に進むと、f:id:araken0129:20180509165633j:image一際緑が深くなる木々の中へ。苔も加わり雰囲気のいいエリアにあるのは開山御廟。f:id:araken0129:20180509165719j:image鑑真和上の墓所になります。f:id:araken0129:20180509165806j:image静けさの中、手を合わせるだけで心が落ち着きます。

金堂の方に戻り、売店の横で御朱印をお願いします。f:id:araken0129:20180509165858j:image御朱印盧舎那仏で。

 

これにて本日のお参りは終了。朝早よから動いてたこの日。来た通りに電車乗り継いで帰るパワーもなく、バスにて一気に近鉄駅まで戻るのでありました。

2018.4.28 奈良 【中宮寺 法起寺 法輪寺】

これまでにないくらいのハイペースでブログをアップしておりますが、追いつきません…。

愛知に戻ってきて、自分用に買ってきた生八ツ橋食べながら旅を思い出しています。


奈良の旅、2日目 その2。


法隆寺 東院伽藍からお隣の中宮寺に向かいます。すぐそこです。

 

f:id:araken0129:20180507171016j:image


聖徳太子のお母上、穴穂部間人(あなほべのはしひと)皇后のために建てられた御所跡をお寺にしたとされる、創建以来の尼寺、中宮寺

見所は何と言っても御本尊。台座に腰掛け、左足を垂らし、右足は左足のひざの上にのせ、右手をほおにつけて思考する半跏像の如意輪観世音菩薩。優美さにウットリしてしまう、美しい仏様です。

ちなみに、こちらですf:id:araken0129:20180507174408p:image(どなたかがTVを撮影された写真があったので拝借しました)

お顔はまさに微笑み。スフィンクスモナリザとともに『世界三大微笑像』の一つに数えられます。

お堂内には他に、聖徳太子のお妃が太子の冥福を祈って、死後の世界の様子を刺繍したことで知られる天寿国曼荼羅繍帳の複製も展示され、お寺のことについてなどのアナウンスが流れています。

なんか、のーんびりと贅沢な時間を過ごさせていただきました。


御朱印は預けておいたので帰りに受け取ります。

f:id:araken0129:20180507172122j:imageお寺の印が亀。朱移り防止の紙にもf:id:araken0129:20180507172215j:image亀。 亀?

確かに、池には亀がいました。調べてみると、本堂に飾ってあった刺繍に、100匹の亀が描かれていて、それぞれに四つの文字が記されているとか。その400文字で繍帳を作った由来が記されていたそうな。

アナウンスでも言ってたのかな⁇ あまりにボーッとしすぎてました。


中宮寺から法隆寺 東院伽藍の方に戻ると、境内の外に出ることができます。ここから近くのお寺二つにお参りします。


いい意味で周りには何も無いf:id:araken0129:20180507172334j:imageこんな道を歩く事20分。

法輪寺に到着。

f:id:araken0129:20180507172422j:image法輪寺飛鳥時代聖徳太子の子、山背大兄王が太子の病気平癒を願って建立されたと伝わっています。

門を入っていきなり目に飛び込んでくる三重塔。f:id:araken0129:20180507172505j:image昭和19年に落雷で消失。その後、紆余曲折を経て昭和50年に消失前と同じ場所、同じ姿で復元されたものです。

突き当たりにドンと構えるのが講堂。f:id:araken0129:20180507173053j:image今は収蔵庫として数多くの仏様を祀っておられます。

講堂に入ってまず圧倒されるのが、十一面観音菩薩立像。およそ4mのそのお姿をすごく近くで拝めるため、まさに息を呑みました。

その十一面観音のインパクトが強すぎて忘れてしまいそうになりますが、この法輪寺の御本尊は薬師如来座像。十一面観音のお隣に座っておられます。現存する飛鳥時代の木造如来像としては最大なんだとか。

その他、虚空蔵菩薩弥勒菩薩の仏像、聖徳太子像、伽藍図などか展示されています。


御朱印薬師如来でいただきました。

f:id:araken0129:20180507173236j:image


法輪寺からまた歩きます。

f:id:araken0129:20180507173327j:image10分ほど歩いたでしょうか。暑い☀️

お次は法起寺でお参りです。

f:id:araken0129:20180507173448j:image
法起寺は、聖徳太子ゆかりの岡本宮山背大兄王が寺にしたとされる、638年創建のお寺です。

f:id:araken0129:20180507173522j:imageこちら聖天堂。もともと金堂のあった場所に再建されたもの。

f:id:araken0129:20180507173629j:image講堂。聖徳太子法華経の講説を行なっていたのはここなんでしょうかね。

御本尊は十一面観音菩薩。今は収蔵庫に安置されていて、外から覗き込んでやっと見えたように覚えています。

そして三重塔。f:id:araken0129:20180507173713j:image706年完成の日本最古の三重塔なんだそうです。法起寺ではこの三重塔が国宝に指定されています。


御朱印は御本尊の十一面観音でいただきました。f:id:araken0129:20180507173824j:imagef:id:araken0129:20180507173856j:image


法起寺からまた法隆寺方面に戻り、またバスで法隆寺駅へ。このバス、GW期間中、臨時便も出て本数も増えているようでした。電車のダイヤも想定した時間設定のようで、すぐに電車が来ます。

 

奈良 2日目の旅、奈良市方面に戻り、まだまだ続きます。

 

つづく

2018.4.28 奈良 【法隆寺】

関西旅行 2日目は奈良市から電車に乗って生駒郡斑鳩町に向かいました。


“柿くへば 鐘が鳴るなり 法隆寺

正岡子規が詠んだまさに俳句の代名詞。正岡子規といえば、私と同郷。そして私が愛してやまない野球を……やばい。全然関係ない話が盛り上がりそうです。


法隆寺を目指しました‼︎今日も行きます!世界遺産!国宝の旅🙏


朝、この日宿泊するホテルに荷物を預け、いざJR奈良駅へ。地図見たら近鉄の駅から結構近いような感じがありましたが、歩いた、歩いた。道間違ったかな?って不安になるくらい歩いてf:id:araken0129:20180506113822j:imageようやく駅到着。

奈良駅からは

JR大和路線法隆寺駅 → バス 法隆寺門前

法隆寺駅からは歩こうと思えば歩ける距離です。


バスを降り、参道を通って南大門へ。その途中、数台の観光バスが目に入ってきたので歩くスピードを早めます💨

f:id:araken0129:20180506114051j:imagef:id:araken0129:20180506114138j:image
法隆寺は607年、推古天皇聖徳太子薬師如来を御本尊に造られた世界最古の木造建築の建物。日本最初の世界文化遺産に指定されているんですね。学校で習ったかな?


現在、西院伽藍と東院伽藍の二つに分けられている法隆寺。まずは西院伽藍へ。

f:id:araken0129:20180506114304j:image残念ながら中門は改装中でした。

拝観料を納め、伽藍の中に入ると真っ先に目に飛び込んでくる五重塔

f:id:araken0129:20180506114412j:image法隆寺のシンボル的建物ですね。ヤバイ!旗持ったバスガイドさんだ。あれよあれよと、何処ぞの中学校の修学旅行生がやって来て五重塔でお参り始めました。あぁぁ…恐れたいたことが。

f:id:araken0129:20180506114806j:image先ずはお隣の金堂でお参り。こちらには御本尊の薬師如来像をはじめ、歴史ある仏像が多数、安置されています。

並んだ五重塔と金堂の奥に大講堂。

f:id:araken0129:20180506114533j:imageこちらには薬師三尊像が祀られています。

そうこうしてると、五重塔の渋滞、最後尾が見えてきたのでその後ろについてお参り。五重塔の一番下の層は、お釈迦様の生涯の四つのシーンが塑像で表現されています。これが711年に作られたっていうんだから、驚きです。


回廊で囲まれたエリアを出ると、朱印所があります。f:id:araken0129:20180506125636j:imageこの建物は聖霊院。聖徳太子信仰の盛り上がりから、太子像を安置するために鎌倉時代に建てられたもの。

このお堂に上がって御朱印をお願いします。

法隆寺御朱印

f:id:araken0129:20180506130855j:image

「和を以て貴しと成す」


なんか聞いたことある~。十七条の憲法の冒頭の文言です。


『何をするにも皆が仲良く、争いもしないことが良いこと』


日本の先人は遥か昔にこんな事を説いてるんですよ!って今こそ世界に発信したいですね。


それにしてもこの御朱印の文字。筆先でしゅるしゅる~って書いていただいて。このシャープな感じがすげー好きです。

 

f:id:araken0129:20180506131328j:imageこちらの一風変わった建物は大宝蔵院。まさに凄い宝の蔵でした。百済観音像をはじめとする法隆寺に伝わる名宝の数々が展示してありました。こんなに国宝ばかり…。頭がパンクしそう。

 

西院伽藍から東院伽藍へ移動します。f:id:araken0129:20180506131505j:image参道には奈良時代を代表する建物、東大門があります。

その先にあるf:id:araken0129:20180506134934j:image四脚門をくぐると東院伽藍。ど真ん中に東院伽藍の本堂、夢殿があります。f:id:araken0129:20180506135349j:imagef:id:araken0129:20180506135433j:image

聖徳太子が住んでいた斑鳩宮跡に、太子を偲んで建てられた八角形の建物です。

その脇には絵殿、舎利殿f:id:araken0129:20180506135532j:image

写真の左側の絵殿は聖徳太子を描いた障子絵が納められ、右側の舎利殿にはその名の通りお釈迦様の遺骨=舎利が安置されています。

その舎利、聖徳太子が2歳の時、東に向かって合掌するとその掌の中から出てきたものなんだとか。ひゃ~!ファンタジー‼︎やっぱり聖徳太子はただの人では無いってことなんでしょうね。

 

東院伽藍をぐるりと一周し、出口を出るとf:id:araken0129:20180506140006j:image東院鐘楼。内部には『中宮寺』と印された梵鐘が吊るされているそうです。

お次は東院伽藍のお隣にある中宮寺に向かいます。

 

つづく

 

 

2018.4.27 奈良 【法華堂 二月堂 春日大社】

奈良お参り日記、4/27編 第三弾。

 

まだ東大寺境内にいます。

手向山八幡宮のすぐお隣にあるのが法華堂です。773年創建で、東大寺に残っている最古の建物。通称、三月堂として知られるお堂です。

f:id:araken0129:20180504171411j:image

奈良時代に創建された正堂と鎌倉時代再興の礼堂を融合された特徴的な建物なんだとか。

こちらは入り口で拝観料を納めると奥の正堂に入れ、十体の仏像を拝むことができます。

こちらの仏像、御本尊の不空羂索観音観音立像をはじめ、金剛力士像、帝釈天像など全てが国宝。所狭しと並べられた国宝の数々に圧倒されます!

入り口と同じ受付で御朱印もいただけます。

f:id:araken0129:20180505045626j:image


法華堂の隣の高台にあるのが二月堂。

f:id:araken0129:20180504171524j:image

毎年旧暦二月に修二会というお水取りが行われた為、二月堂と呼ばれるようになったようです。

傾斜に建てられているため、舞台と回廊が迫り出す形。

本堂まで上がると、f:id:araken0129:20180504171638j:image奈良市内が一望。

f:id:araken0129:20180504171817j:image

御本尊の十一面観音菩薩秘仏

f:id:araken0129:20180505045659j:image御朱印の観音力はお経に書かれている文言だとご説明いただきました。

f:id:araken0129:20180504171904j:image二月堂からの帰りは趣のある階段で。


二月堂の近くに四月堂もありましたが、時間的に厳しくなってきたので、東大寺から離れて今年創建1,250年を迎える春日大社に向かいました。

f:id:araken0129:20180504212315j:image
十数分歩くと公園の雰囲気からガラリと変わります。f:id:araken0129:20180504212407j:image藤の花もギリギリセーフって感じです。そしてたどり着くのは正面の南門とは違う門。f:id:araken0129:20180505045832j:imageこちらから拝殿に向かいました。f:id:araken0129:20180505045908j:imagef:id:araken0129:20180505050001j:image灯籠がずらりと並ぶ、春日大社ならではの光景。“花房が地面を擦る程長く伸びる”と言われる、砂ずりの藤も何とか間に合いました。f:id:araken0129:20180505050101j:imageが、ピークはどうやら過ぎてるっぽい。今年は桜もそうでしたが、花のピークが前倒しになったみたいですね。

f:id:araken0129:20180505041558j:image

そしてこちらが奉拝所。まずはお参りから。f:id:araken0129:20180505041717j:imageこの先は特別参拝エリアとなります。

f:id:araken0129:20180505041841j:imageいきなりいい感じ。

回廊を順路に沿って進みます。

f:id:araken0129:20180505042312j:imageこちらは御蓋山浮雲峰遥拝所。

浮雲峰は、かつて平城京を守護するために鹿島神宮の神様が鎮座された神聖な場所。現在も入山が厳しく制限されているそうですが、山頂から伸びる尾根線上に鳥居が設置され、参拝できるようにしているそうです。

江戸時代まで神職の詰所だった藤波之屋は、暗転され、灯籠に火を灯して解放してくれています。f:id:araken0129:20180505042446j:imagef:id:araken0129:20180505042547j:imageとても幻想的で日本の美を実感できる場所です。

f:id:araken0129:20180505042648j:imageグルッと回って本殿の逆方向からのアングル。

御朱印は拝殿の向かい側でいただけます。

f:id:araken0129:20180505050422j:image創建1,250年の限定朱印でいただけました。

そしてようやく、南門から出て春日大社を後にします。f:id:araken0129:20180505043119j:image

春日大社には境内の外にも摂社・末社が十五社点在しています。奈良到着後、バタバタの参拝だったし、もういいかなぁって思ってましたが

f:id:araken0129:20180505043317j:imageこんなの見せられたらお参りせざるを得ず。すみません、金龍神社だけお参りさせていただきました。

f:id:araken0129:20180505043432j:image
表参道を通ってなかったので、逆になりますが大鳥居の方へ向かって失礼することにします。

すると、こんな手水所がありました。f:id:araken0129:20180505043602j:imageもぉー先に言ってよ‼︎と思いながら、手を清めて祓戸神社でお参り。f:id:araken0129:20180505043643j:image

そのすぐ先に f:id:araken0129:20180505044716j:image二ノ鳥居。f:id:araken0129:20180505044821j:image側には世界遺産の石碑もあります。

そこからずーーーーっと歩くと、ようやく一ノ鳥居。f:id:araken0129:20180505044912j:image春日大社の言わば正門にたどり着いたのは、奈良到着後およそ3時間半後でした。

2018.4.27 奈良 【東大寺 手向山八幡宮】

奈良お参り日記 初日 Part 2です。


興福寺国宝館で、ひとつの持論ができました。

世界遺産で国宝を拝むには、金がかかる

これはこの後も拝観料などでお金を出すことに躊躇しない理由になりました。


興福寺お参りの後は、その先にある東大寺

ガイドブックで地図を見る限り、そんな遠くないように感じましたが、結構歩いたなぁ。

f:id:araken0129:20180430220855j:imageようやく参道に入ってもやっぱり鹿がいます。

寝てるやつがいたので、近寄っても全く起きる気配がないので

f:id:araken0129:20180430220953j:image

かなりの接写も可能です。

f:id:araken0129:20180430221029j:imageそして東大寺

f:id:araken0129:20180430221115j:image

↑南大門です。

「おい、大丈夫かぁ?」って思うくらい劣化が激しく見えます。

その南大門の両脇に存在感バッチリなのが

f:id:araken0129:20180430221210j:imagef:id:araken0129:20180430221230j:image阿吽の金剛力士像。リアルな筋肉質の体が超カッチョいい~。

f:id:araken0129:20180430221328j:imageこちらは中門。この門からは入れませんが、左にずーっと行くと、入堂口があります。こちらで拝観券を購入。¥600也。

チケットをもぎってくれる人が、何かスパッともぎるんです。ビリっとじゃなくて、チケットを振りかざしてスパッと。うまく説明できない。「えっ、今何やったの⁇」って聞いても、ニヤッと微笑むだけでした。一瞬の得意技にしてるみたいです。

f:id:araken0129:20180430221410j:image

遠目に見ても「あぁ、東大寺だ」って感じ。周囲の感じとドンっとした佇まいは唯一無二ですね。

東大寺華厳宗大本山

大仏殿内は写真フリー。みんなここぞとばかりに撮りまくってるので私も負けじと。

f:id:araken0129:20180430221500j:imagef:id:araken0129:20180430221523j:imagef:id:araken0129:20180430221548j:image

やっぱ、でけー。

東大寺の御本尊、盧舎那仏。“奈良の大仏”の正式名称は東大寺盧舎那仏像。日本三大大仏。日本で一番メジャーな大仏さんでしょうね。今から1,200年も前にこんなの作っちゃうのもスゴイ。


大仏殿内、左にぐるっと回りました。盧舎那仏の向かって左に控えるのが

f:id:araken0129:20180430221718j:image虚空蔵菩薩坐像。

その奥に険しいお顔の

f:id:araken0129:20180430221752j:image廣目天立像。

盧舎那仏の後ろをグルッと回って右側奥に

f:id:araken0129:20180430221840j:image多聞天立像。

その前、盧舎那仏像の右手に

f:id:araken0129:20180430221910j:image如意輪観音菩薩坐像が控えます。何も見上げる形になるので、圧倒度合いがぱねぇっす。


御朱印はお堂内で頂けます。

f:id:araken0129:20180430222032j:image大仏殿では華厳宗の“華厳”の文字で頂きました。


大仏殿の外にはびんずる様もいらっしゃいました。

f:id:araken0129:20180430222119j:imageさすが東大寺びんずる様。デカイです。頭撫でたくても届かねぇよ。


お次に目指したのは、東大寺の敷地内にある神社、手向山八幡宮です。大仏殿から出て、中門の前の通りを山の方にひたすらまっすぐ進むと突き当たりに鎮座しています。

f:id:araken0129:20180430222252j:image大仏殿建立の際、その守護神として大分県宇佐神宮 第一の分霊を祀っているお宮です。

f:id:araken0129:20180430222445j:image東大寺からそのまま来たので、ひっそり感がやや不安を増長させますが、ゆっくりお参りできます。

 

f:id:araken0129:20180430222916j:image

御朱印は“向”と“八”、“宮”の三文字の広がりのバランスが好きです。

 

お次に、隣接する東大寺の伽藍に向かいました。

 

つづく