2018.4.29 奈良 【長谷寺】
関西ひとり旅日記、ようやく3日目です。
3日目の目的地は桜井市です。
この旅の数日前、ネットのニュースか何かで長谷寺のインスタが紹介されていました。それからインスタユーザーではないのですがインスタの写真をちょくちょく見るようになり、是非お参りしたいと今回の予定に組み込みました。
近鉄沿線に最寄駅がありますが、乗り換えが必要です。
所要時間はおよそ1時間です。
この日私は長谷寺駅に9時過ぎに到着。同じ目的で下車した方も多数。みんなで同じ方向へ歩き出します。
駅から古い住宅が並ぶエリアを抜けると、お土産屋さんなどが並ぶ参道へ。駅から20分ほど歩くと長谷寺に到着します。
この日は天気が良過ぎました。雲ひとつない青空が朝から広がります。
長谷寺は『花の御寺(みでら)』と呼ばれ、一年中花の絶えることのない事で知られています。お寺のインスタでもセンス抜群のお花の写真をアップされています。
まずは拝観料を納めます。入山料と特別拝観とのセット、さらに観音様の大掛け軸も御開帳されているのでそちらも拝ませていただこうと、合わせてお納めました。
立派な仁王門をくぐると、そこから長谷寺の見どころの一つ、登廊がスタートします。長谷型灯籠が吊るされ、雰囲気のある登廊は399段。GW初日ということもあって朝早くから沢山の参拝の皆さんがいらっしゃったので、誰もいない登廊の写真は無理かなぁ…と思いながら登っていると、本堂前最後の登りでキター(≧∇≦)一瞬誰もいなくなり、急いでシャッター!
そして本堂前に到着です。
長谷寺の御本尊は十一面観世音菩薩。近江の楠の霊木から三日で造り上げたと言われる観音様。10mを超える立像は圧巻の一言。両脇に難陀龍王と雨宝童子が仕えています。
山の中腹の断崖絶壁に懸け造りで建てられている長谷寺には舞台があります。ここからの眺めが最高です。今は新緑鮮やかでたまりませーん‼︎どんな賞賛の言葉も安っぽく感じてしまいます。
お次は、本堂の脇から特別拝観に挑みます!長谷寺では今、本堂の普段は立入禁止エリアに入って、御本尊の十一面観世音菩薩様の真下から見上げ、お御足に触れることができます。これまでどこ行っても写真はまだしも触るのも憚れるところしかありませんでしたので、こんなチャンスはそうあるまい。
入り口から入ると、観音様とのご縁を結ぶためにと、五色線なるものをいただき、左手に装備します。そしてお香を手につけ清めます。間口の狭い囲いをくぐると、そこには10mの高さを支える、観音様の大きなお御足。見上げれば、凛としたお顔の観音様。「でけぇ~」ボキャブラリーの乏しさを露呈する感想ですが、あまりもの凄さに、こんな陳腐な言葉しか出てこないんです。私は右のお御足をスリスリスリスリ…。
あまりよくわからないでしょうから、長谷寺さんのURL貼り付けます。
特別拝観を終えると、朱印所の列が伸びてたので並ぶことにします。こちらで御朱印は5種類いただけるようで、私はその中から基本の御朱印と期間限定 江戸期の復刻御朱印をいただきました。この限定御朱印、2020年末まであるそうです。
御朱印をいただくと、奥に別のお寺を発見しました。能満院とあります。こちら、長谷寺の塔頭というお寺になるようです。“とうとう”でなく、“たっちゅう”と読みます。へぇ、勉強になる。そんな塔頭寺院 能満院の御本尊は日限地蔵(ひぎりじぞう)。日を限って祈願すると願いが叶えられるという地蔵菩薩です。お隣には不動明王も祀られています。
能満院の御朱印はお地蔵様で。
まだ長谷寺行脚続きます。が、また長くなってきたのでダイジェストで。
愛染堂
開山堂
弘法大師御影堂
本長谷寺
長谷寺は花の御寺と言っときながら、花が一つも出てきません。この日の長谷寺はまだぼたん祭りの開催中でした。が、ボタンがだいぶ終わりかけを迎えていて。
ちょこっとだけ。
この先、もう一つのイベントがあります。大講堂で行われている長谷寺観音大画軸の公開。御本尊 十一面観世音菩薩の設計図として作られたというほぼ原寸大の大画軸。
高さ1,646.6cm、横幅622.6cm、重さは125.5kg。日本最大の掛け軸を公開されています。大講堂内を順路に沿って進むと、斜めに立てかけられた大掛け軸を高い位置から拝めます。しかし、ここでは写真撮影禁止。写真が撮れるのは、そこからさらに進んで、フラットな位置から。こんな感じでーす。
講堂内では、この掛け軸のセッティングの様子のVTRも上映。結構面白かった。
講堂の出口でも御朱印いただけます。掛け軸をモチーフにした朱印です。
いやぁ、予想以上に素晴らしいお寺でした。「この旅でどこが良かった?」って聞かれると、迷いなく「長谷寺‼︎」って答えてます。
つづく