2018.4.28 奈良 【薬師寺 唐招提寺】
奈良の旅 2日目 Part3
この日の残りのお参り日記、長文になりましたので悪しからず。
法隆寺エリアを後にした私は奈良市に戻り、近鉄に乗り換えて西の京エリアを目指しました。ここでもちょっと乗り換えが。
約15分くらいで西ノ宮駅に到着します。
駅を出るとすぐそこは薬師寺の参道入口。ここから入ると北受付から入ることになります。受付で通常の拝観料と西棟、食堂の特別公開拝観料を納めます。
法相宗の大本山である薬師寺。680年、飛鳥地方で創建した薬師寺は710年の平城京遷都に伴い、今の西ノ京に移されたそうです。
北受付から入ると、薬師寺の敷地の広さを実感します。敷地の一番奥まで。そこにそびえるのは金堂。龍宮造りと呼ばれる、美しいお堂です。ホント、龍宮みたい。
御本尊は薬師寺だけに薬師如来。両脇に日光菩薩と月光菩薩が控えます。
金堂を出て、門に向かって右側にそびえているのは西塔(さいとう)。金堂と同じく、鮮やかな塔は昭和56年に復興されたものです。そして左側には現在改装中の東棟(とうとう)。資料で見る限り、これまで見てきた塔のように、鮮やかな塔では無いようです。
そうこうしてると、館内放送でこの後すぐ、誰でも参加できるご住職のご説法を頂けるとのこと。こんな機会は滅多に無いだろうと、迷わず金堂に戻って席を確保。一番前に陣取りました。
ご説法では、薬師寺の歴史、お薬師さんについて、塔についてなど、とてもユーモラスにお話しいただきました。
薬師寺は白鳳時代にこの地に移ってきたから金堂を中心に『白鳳伽藍』と言う。GWが終わったらこの辺りは“がら~ん”とするらしい(笑うポイント)
仏教で言うところの塔はサンスクリット語でストゥーパと言い、もともと仏舎利を納める塚であったこと。ストゥーパを漢字に当てた“卒塔婆”を略すようになり、“塔”と呼ばれるようになった。
日本でも仏舎利を納める塔を五重塔、三重塔など高く建てることで、遠くからでも見えて手を合わせることができる…など、トリビアなお話したくさんでした。全くメモ的なものを持ち合わせていなかったのが悔やまれます。
およそ一時間のご説法が終わると、お寺の営業的な事もあったりしましたが、私は金堂を後にして西塔へ。ここではお釈迦様の八相のうち後半の四相、『成道』『転法輪』『涅槃』『分舎利』が描かれた像を拝むことができました。
お次は金堂の奥の大講堂へ。こちらもまたデカイ!講堂だけに、僧の皆さんの学び舎でしたが、どれだけの学僧さんがいらっしゃってたのか…。大講堂の御本尊は弥勒三尊。その他、仏足石も安置されていました。そしてこの大講堂で御朱印もいただけます。
大講堂のもう一つ奥が食堂。お寺では「じきどう」と呼びますが、まぁ普通に食堂として使われていた建物。こちらで今、特別拝観出来るのが食堂の御本尊「阿弥陀三尊浄土図」を中心に、全長約50mにわたる壁画「仏教伝来の道と薬師寺」を拝めます。
金堂を中心とした白鳳伽藍を後にし、お次に目指すは玄奘三蔵院伽藍。玄奘三蔵とは、あの西遊記の三蔵法師、お師匠さんです。西遊記では夏目雅子さんが演じていましたが、実際は男性です。ドラマで三蔵法師を女性の夏目雅子さんが演じると言う事で、中国などから大きな反感があったというのを聞いたことがあります。でも西遊記は中国をはじめ、全世界でも大ヒットしたんですよね。
玄奘塔では悟空と悟浄、八戒を率いて天竺を目指したお師匠さんのお骨が安置されています。玄奘三蔵像を見て、同じタイミングでお参りしていた男性が「おっさんやないかい。夏目雅子感ゼロ‼︎」なんて笑っていらっしゃいましたが、そらそうや。
玄奘三蔵院でも書き置きですが御朱印をいただけます。お師匠さまぁ~~‼︎
私は薬師寺を後にし、もう一つ、近くのお寺をお参りします。
歩いて15分くらいでしょうかこちら唐招提寺。律宗の総本山、唐招提寺は中国・唐の高僧 鑑真和上が759年、戒律の専修道場として創建されたことが始まりだとか。
拝観料を納めて南大門をくぐると「あぁ、なんか好き」そう思わせる、静寂の空間が広がっていました。
真正面に佇むのは金堂。中には御本尊の盧舎那仏の他、九体の仏像が圧倒してきます。
金堂の奥には講堂と鼓楼。講堂は弥勒如来を本尊に。鼓楼の鐘楼は平安初期の貴重なものなんだそうです。
講堂の奥に進むと、高台にあるお堂、開山堂。元々、徳川家歴代の霊を祀るお堂として建立されたものを鑑真和上像をを安置するために移築されたもの。今では、鑑真和上の姿を写した「御身代わり像」がつくられ、公開されています。
開山堂から先に進むと、一際緑が深くなる木々の中へ。苔も加わり雰囲気のいいエリアにあるのは開山御廟。鑑真和上の墓所になります。静けさの中、手を合わせるだけで心が落ち着きます。
金堂の方に戻り、売店の横で御朱印をお願いします。御朱印は盧舎那仏で。
これにて本日のお参りは終了。朝早よから動いてたこの日。来た通りに電車乗り継いで帰るパワーもなく、バスにて一気に近鉄駅まで戻るのでありました。
2018.4.28 奈良 【中宮寺 法起寺 法輪寺】
これまでにないくらいのハイペースでブログをアップしておりますが、追いつきません…。
愛知に戻ってきて、自分用に買ってきた生八ツ橋食べながら旅を思い出しています。
奈良の旅、2日目 その2。
法隆寺 東院伽藍からお隣の中宮寺に向かいます。すぐそこです。
聖徳太子のお母上、穴穂部間人(あなほべのはしひと)皇后のために建てられた御所跡をお寺にしたとされる、創建以来の尼寺、中宮寺。
見所は何と言っても御本尊。台座に腰掛け、左足を垂らし、右足は左足のひざの上にのせ、右手をほおにつけて思考する半跏像の如意輪観世音菩薩。優美さにウットリしてしまう、美しい仏様です。
ちなみに、こちらです(どなたかがTVを撮影された写真があったので拝借しました)
お顔はまさに微笑み。スフィンクス、モナリザとともに『世界三大微笑像』の一つに数えられます。
お堂内には他に、聖徳太子のお妃が太子の冥福を祈って、死後の世界の様子を刺繍したことで知られる天寿国曼荼羅繍帳の複製も展示され、お寺のことについてなどのアナウンスが流れています。
なんか、のーんびりと贅沢な時間を過ごさせていただきました。
御朱印は預けておいたので帰りに受け取ります。
お寺の印が亀。朱移り防止の紙にも亀。 亀?
確かに、池には亀がいました。調べてみると、本堂に飾ってあった刺繍に、100匹の亀が描かれていて、それぞれに四つの文字が記されているとか。その400文字で繍帳を作った由来が記されていたそうな。
アナウンスでも言ってたのかな⁇ あまりにボーッとしすぎてました。
中宮寺から法隆寺 東院伽藍の方に戻ると、境内の外に出ることができます。ここから近くのお寺二つにお参りします。
いい意味で周りには何も無いこんな道を歩く事20分。
法輪寺に到着。
法輪寺は飛鳥時代に聖徳太子の子、山背大兄王が太子の病気平癒を願って建立されたと伝わっています。
門を入っていきなり目に飛び込んでくる三重塔。昭和19年に落雷で消失。その後、紆余曲折を経て昭和50年に消失前と同じ場所、同じ姿で復元されたものです。
突き当たりにドンと構えるのが講堂。今は収蔵庫として数多くの仏様を祀っておられます。
講堂に入ってまず圧倒されるのが、十一面観音菩薩立像。およそ4mのそのお姿をすごく近くで拝めるため、まさに息を呑みました。
その十一面観音のインパクトが強すぎて忘れてしまいそうになりますが、この法輪寺の御本尊は薬師如来座像。十一面観音のお隣に座っておられます。現存する飛鳥時代の木造如来像としては最大なんだとか。
その他、虚空蔵菩薩、弥勒菩薩の仏像、聖徳太子像、伽藍図などか展示されています。
法輪寺からまた歩きます。
10分ほど歩いたでしょうか。暑い☀️
お次は法起寺でお参りです。
法起寺は、聖徳太子ゆかりの岡本宮を山背大兄王が寺にしたとされる、638年創建のお寺です。
こちら聖天堂。もともと金堂のあった場所に再建されたもの。
講堂。聖徳太子が法華経の講説を行なっていたのはここなんでしょうかね。
御本尊は十一面観音菩薩。今は収蔵庫に安置されていて、外から覗き込んでやっと見えたように覚えています。
そして三重塔。706年完成の日本最古の三重塔なんだそうです。法起寺ではこの三重塔が国宝に指定されています。
御朱印は御本尊の十一面観音でいただきました。
法起寺からまた法隆寺方面に戻り、またバスで法隆寺駅へ。このバス、GW期間中、臨時便も出て本数も増えているようでした。電車のダイヤも想定した時間設定のようで、すぐに電車が来ます。
奈良 2日目の旅、奈良市方面に戻り、まだまだ続きます。
つづく
2018.4.28 奈良 【法隆寺】
関西旅行 2日目は奈良市から電車に乗って生駒郡斑鳩町に向かいました。
“柿くへば 鐘が鳴るなり 法隆寺”
正岡子規が詠んだまさに俳句の代名詞。正岡子規といえば、私と同郷。そして私が愛してやまない野球を……やばい。全然関係ない話が盛り上がりそうです。
法隆寺を目指しました‼︎今日も行きます!世界遺産!国宝の旅🙏
朝、この日宿泊するホテルに荷物を預け、いざJR奈良駅へ。地図見たら近鉄の駅から結構近いような感じがありましたが、歩いた、歩いた。道間違ったかな?って不安になるくらい歩いてようやく駅到着。
奈良駅からは
法隆寺駅からは歩こうと思えば歩ける距離です。
バスを降り、参道を通って南大門へ。その途中、数台の観光バスが目に入ってきたので歩くスピードを早めます💨
法隆寺は607年、推古天皇と聖徳太子が薬師如来を御本尊に造られた世界最古の木造建築の建物。日本最初の世界文化遺産に指定されているんですね。学校で習ったかな?
現在、西院伽藍と東院伽藍の二つに分けられている法隆寺。まずは西院伽藍へ。
残念ながら中門は改装中でした。
拝観料を納め、伽藍の中に入ると真っ先に目に飛び込んでくる五重塔。
法隆寺のシンボル的建物ですね。ヤバイ!旗持ったバスガイドさんだ。あれよあれよと、何処ぞの中学校の修学旅行生がやって来て五重塔でお参り始めました。あぁぁ…恐れたいたことが。
先ずはお隣の金堂でお参り。こちらには御本尊の薬師如来像をはじめ、歴史ある仏像が多数、安置されています。
並んだ五重塔と金堂の奥に大講堂。
こちらには薬師三尊像が祀られています。
そうこうしてると、五重塔の渋滞、最後尾が見えてきたのでその後ろについてお参り。五重塔の一番下の層は、お釈迦様の生涯の四つのシーンが塑像で表現されています。これが711年に作られたっていうんだから、驚きです。
回廊で囲まれたエリアを出ると、朱印所があります。この建物は聖霊院。聖徳太子信仰の盛り上がりから、太子像を安置するために鎌倉時代に建てられたもの。
このお堂に上がって御朱印をお願いします。
「和を以て貴しと成す」
なんか聞いたことある~。十七条の憲法の冒頭の文言です。
『何をするにも皆が仲良く、争いもしないことが良いこと』
日本の先人は遥か昔にこんな事を説いてるんですよ!って今こそ世界に発信したいですね。
それにしてもこの御朱印の文字。筆先でしゅるしゅる~って書いていただいて。このシャープな感じがすげー好きです。
こちらの一風変わった建物は大宝蔵院。まさに凄い宝の蔵でした。百済観音像をはじめとする法隆寺に伝わる名宝の数々が展示してありました。こんなに国宝ばかり…。頭がパンクしそう。
西院伽藍から東院伽藍へ移動します。参道には奈良時代を代表する建物、東大門があります。
その先にある四脚門をくぐると東院伽藍。ど真ん中に東院伽藍の本堂、夢殿があります。
聖徳太子が住んでいた斑鳩宮跡に、太子を偲んで建てられた八角形の建物です。
その脇には絵殿、舎利殿。
写真の左側の絵殿は聖徳太子を描いた障子絵が納められ、右側の舎利殿にはその名の通りお釈迦様の遺骨=舎利が安置されています。
その舎利、聖徳太子が2歳の時、東に向かって合掌するとその掌の中から出てきたものなんだとか。ひゃ~!ファンタジー‼︎やっぱり聖徳太子はただの人では無いってことなんでしょうね。
東院伽藍をぐるりと一周し、出口を出ると東院鐘楼。内部には『中宮寺』と印された梵鐘が吊るされているそうです。
お次は東院伽藍のお隣にある中宮寺に向かいます。
つづく
2018.4.27 奈良 【法華堂 二月堂 春日大社】
奈良お参り日記、4/27編 第三弾。
まだ東大寺境内にいます。
手向山八幡宮のすぐお隣にあるのが法華堂です。773年創建で、東大寺に残っている最古の建物。通称、三月堂として知られるお堂です。
奈良時代に創建された正堂と鎌倉時代再興の礼堂を融合された特徴的な建物なんだとか。
こちらは入り口で拝観料を納めると奥の正堂に入れ、十体の仏像を拝むことができます。
こちらの仏像、御本尊の不空羂索観音観音立像をはじめ、金剛力士像、帝釈天像など全てが国宝。所狭しと並べられた国宝の数々に圧倒されます!
入り口と同じ受付で御朱印もいただけます。
法華堂の隣の高台にあるのが二月堂。
毎年旧暦二月に修二会というお水取りが行われた為、二月堂と呼ばれるようになったようです。
傾斜に建てられているため、舞台と回廊が迫り出す形。
本堂まで上がると、奈良市内が一望。
御朱印の観音力はお経に書かれている文言だとご説明いただきました。
二月堂からの帰りは趣のある階段で。
二月堂の近くに四月堂もありましたが、時間的に厳しくなってきたので、東大寺から離れて今年創建1,250年を迎える春日大社に向かいました。
十数分歩くと公園の雰囲気からガラリと変わります。藤の花もギリギリセーフって感じです。そしてたどり着くのは正面の南門とは違う門。こちらから拝殿に向かいました。灯籠がずらりと並ぶ、春日大社ならではの光景。“花房が地面を擦る程長く伸びる”と言われる、砂ずりの藤も何とか間に合いました。が、ピークはどうやら過ぎてるっぽい。今年は桜もそうでしたが、花のピークが前倒しになったみたいですね。
そしてこちらが奉拝所。まずはお参りから。この先は特別参拝エリアとなります。
いきなりいい感じ。
回廊を順路に沿って進みます。
浮雲峰は、かつて平城京を守護するために鹿島神宮の神様が鎮座された神聖な場所。現在も入山が厳しく制限されているそうですが、山頂から伸びる尾根線上に鳥居が設置され、参拝できるようにしているそうです。
江戸時代まで神職の詰所だった藤波之屋は、暗転され、灯籠に火を灯して解放してくれています。とても幻想的で日本の美を実感できる場所です。
グルッと回って本殿の逆方向からのアングル。
御朱印は拝殿の向かい側でいただけます。
創建1,250年の限定朱印でいただけました。
そしてようやく、南門から出て春日大社を後にします。
春日大社には境内の外にも摂社・末社が十五社点在しています。奈良到着後、バタバタの参拝だったし、もういいかなぁって思ってましたが
こんなの見せられたらお参りせざるを得ず。すみません、金龍神社だけお参りさせていただきました。
表参道を通ってなかったので、逆になりますが大鳥居の方へ向かって失礼することにします。
すると、こんな手水所がありました。もぉー先に言ってよ‼︎と思いながら、手を清めて祓戸神社でお参り。
そのすぐ先に 二ノ鳥居。側には世界遺産の石碑もあります。
そこからずーーーーっと歩くと、ようやく一ノ鳥居。春日大社の言わば正門にたどり着いたのは、奈良到着後およそ3時間半後でした。
2018.4.27 奈良 【東大寺 手向山八幡宮】
奈良お参り日記 初日 Part 2です。
興福寺国宝館で、ひとつの持論ができました。
世界遺産で国宝を拝むには、金がかかる
これはこの後も拝観料などでお金を出すことに躊躇しない理由になりました。
ガイドブックで地図を見る限り、そんな遠くないように感じましたが、結構歩いたなぁ。
ようやく参道に入ってもやっぱり鹿がいます。
寝てるやつがいたので、近寄っても全く起きる気配がないので
かなりの接写も可能です。
そして東大寺。
↑南大門です。
「おい、大丈夫かぁ?」って思うくらい劣化が激しく見えます。
その南大門の両脇に存在感バッチリなのが
阿吽の金剛力士像。リアルな筋肉質の体が超カッチョいい~。
こちらは中門。この門からは入れませんが、左にずーっと行くと、入堂口があります。こちらで拝観券を購入。¥600也。
チケットをもぎってくれる人が、何かスパッともぎるんです。ビリっとじゃなくて、チケットを振りかざしてスパッと。うまく説明できない。「えっ、今何やったの⁇」って聞いても、ニヤッと微笑むだけでした。一瞬の得意技にしてるみたいです。
遠目に見ても「あぁ、東大寺だ」って感じ。周囲の感じとドンっとした佇まいは唯一無二ですね。
大仏殿内は写真フリー。みんなここぞとばかりに撮りまくってるので私も負けじと。
やっぱ、でけー。
東大寺の御本尊、盧舎那仏。“奈良の大仏”の正式名称は東大寺盧舎那仏像。日本三大大仏。日本で一番メジャーな大仏さんでしょうね。今から1,200年も前にこんなの作っちゃうのもスゴイ。
大仏殿内、左にぐるっと回りました。盧舎那仏の向かって左に控えるのが
虚空蔵菩薩坐像。
その奥に険しいお顔の
廣目天立像。
盧舎那仏の後ろをグルッと回って右側奥に
多聞天立像。
その前、盧舎那仏像の右手に
如意輪観音菩薩坐像が控えます。何も見上げる形になるので、圧倒度合いがぱねぇっす。
御朱印はお堂内で頂けます。
大仏殿では華厳宗の“華厳”の文字で頂きました。
大仏殿の外にはびんずる様もいらっしゃいました。
さすが東大寺のびんずる様。デカイです。頭撫でたくても届かねぇよ。
お次に目指したのは、東大寺の敷地内にある神社、手向山八幡宮です。大仏殿から出て、中門の前の通りを山の方にひたすらまっすぐ進むと突き当たりに鎮座しています。
大仏殿建立の際、その守護神として大分県の宇佐神宮 第一の分霊を祀っているお宮です。
東大寺からそのまま来たので、ひっそり感がやや不安を増長させますが、ゆっくりお参りできます。
御朱印は“向”と“八”、“宮”の三文字の広がりのバランスが好きです。
お次に、隣接する東大寺の伽藍に向かいました。
つづく
2018.4.27 奈良 【興福寺】
昨年同様、ゴールデンウィークは関西で旅をしております。
昨年は京セラドームでのホークス戦を観戦に行くついで…といった感覚で大阪、京都の寺社をお参りしましたが、それが私の“寺社仏閣巡り熱”に火を点け、各地を回ることに。そして今年もやって来ちゃいました。関西に。
今回の旅、真っ先に決まった行程は5/1から3泊4日の京都。その詳細は追々にするとして、この京都を中心に他に行きたいところなどを加味しながら日程を固めて行きました。すると気づけば8泊9日という大ごとになってしまいました。∑(゚Д゚)
4/27 奈良
4/28 奈良
4/29 奈良 → 大阪
4/30 大阪
5/1 大阪 → 京都
5/2 ~ 5 京都
で、その初日。今回の旅は貧乏旅に決めてたので、名古屋から高速バスで奈良に向かいます。約2時間半のバスの旅。4列シートの車両しか運行が無く、隣に座る人がイヤな人だったらどーしよー (;゚Д゚) なんて怯えていましたが、車内はガーラガラ。隣がいないだけで無く、乗客は私含めて6人。
当然のように隣の席も使って(-_-)zzz
と、あっという間に近鉄奈良駅に到着。
さぁ‼︎世界遺産を回るでぇ~‼︎
と、気持ちでは息巻いてましたが、この時点ですでに13:30。あまり時間がありません。
「前乗りすべきやったかぁ」と後悔しながら奈良公園方面へ。
早速名物のこの方達のお出迎えです‼︎
外国の方を中心に、鹿せんべいを与えてスキンシップ取ってますが、私はそんな甘やかしません!
「せんべいくれよぉ~」って近付いてくる鹿も、両手を広げて見せてやると
「なんじゃい、こいつ手ぶらかい」とソッポを向きます。そして
「あぁ、ケツ痒い」って言ってるかわかんないけどこのポーズの鹿を多くみました。
鹿のケツはどーでもよくて、とにかくフンがそこら中に落ちてるので、景色のいいところで上ばっか見て歩いてると靴底が大変なことになりますので要注意。
いや、鹿のフンもどーでもよくて、まず向かったのは、近鉄奈良駅からほど近い興福寺。法相宗の大本山です。“なんと見事な平城京”でお馴染みの710年にこの地に創建されたお寺。藤原氏の氏寺として栄えたそうです。
↑興福寺を紹介している画像でよく使われるアングルで東金堂と五重塔を。
お参り前に拝観料をお支払い。東金堂と国宝館で、別々に支払うと¥1,000。お得な共通券ならなんと¥900! 迷わず、共通券をチョイスして東金堂から参拝します。
東金堂には薬師如来坐像を本尊とするお堂です。御本尊は、重要文化財。写真は撮れませーん。
この後、重要文化財や国宝が連続し、取った写真といえば、お堂の写真ばかりになります。
そして足早に国宝館に向かいました。この入り口で「共通券お持ちの方は、国宝館の所蔵物について詳しく書かれたパンフレットが¥100になりますがいかがですか?」と言われ、迷わず購入。後で考えて、共通券買っても結局興福寺に¥1,000払ったのには変わりなく…。まっ、いいか。
と言うのも、この国宝館が凄すぎました。
元々、興福寺の食堂として使われていたエリアの建物ですが、今年1月にリニューアルされてとても綺麗。しかも、所蔵物がスゴイ!
↑阿修羅像
↑金剛力士立像
↑天燈鬼、龍燈鬼
↑千手観音像
と、見たことあるものばっかり。国宝ばっかり。(写真は最初、HPからパクったろうかと思いましたが、チョイびびってパンフから引用)
こんなに国の宝を間近にすることが出来、興奮気味の私がいました。千手観音像なんて、ヤバイです。正面に立つと圧倒されて足が竦みます。
数種類ある中から私が選んだのはお参りした東金堂を。
ちなみに、興福寺の本堂、中金堂は改修中でした。今年落慶を目指しているとのことでした。
つづく
祝 寺社巡り 一年記念
2017年のゴールデンウィークに関西で寺社巡りを始めて一年になります。
そもそもこのブログ、写真撮ったり御朱印いただいたりしても「これ、どこやったっけ⁇」って忘れるのが嫌で、備忘録の一環のつもりで始めました。
ヒマを見つけてはいろいろなところを巡っているうちに気づけば一年経過。
記事の数も58(寺社巡りについて触れてない記事含む)、御朱印帳は寺社共に3冊目になってました。
で、実際のところ一年でお寺、神社それぞれどのくらいお参りしたんだろう…?意識したことなかったので、一年を契機に数えてみました。
が、これまた数えるのが難しい…。お寺だったら伽藍はカウントするのか、神社だったら末社、摂社はカウントするのか。
まっ、細かいところは気にせずとりあえず数えてみたところ
お寺:57 神社:65 という数字になりました~。
だから何? って数字ですが私個人の感覚では、「うひょぉ~、そんなにお参りしたんだぁ~」って感じです。
いっぱいになった御朱印帳は今年の正月、実家の仏壇に置いてきたので直接見れませんが、このブログ見直しながら数えてるうちに思い出あるところばかりでしたね。
と、ここで一年の総決算。特に印象に残ってる寺社、御朱印を振り返ってみます。
人生初の御朱印はやっぱり忘れられませんね。大河ドラマでハマった真田幸村ゆかりの神社ってことで、真っ先にお参りした神社でした。
2017.4.29 大阪 【三光神社】 - 歩け歩け 合掌ブログ
- 庭園に感動 高台寺
庭園や竹林の美しさに魅了されたお寺でした。
2017.5.2 京都 【清水寺 地主神社 護国神社 高台寺】 - 歩け歩け 合掌ブログ
- この御朱印がスゴイ‼︎ 観音寺
当時から人気はハンパなかったですが、今ではその日のうちにいただくことはできないみたいですね。ローカルの情報番組でもやってました。
2017.5.27 愛知 【観音寺 津島神社 宝寿院】 - 歩け歩け 合掌ブログ
- グッドタイミング! 龍潭寺
こちらも大河ドラマ関連。たまたまお参りに伺ったら、主人公 井伊直虎の命日法要やってました。
2017.8.26 静岡 【龍潭寺 井伊谷宮】 - 歩け歩け 合掌ブログ
- そういえば行ってた 富岡八幡宮
昨年のニュースは驚きました。まさかこの時はあんな事が起こるとは…。今はどうなってるんでしょう。
2017.9.10 東京 【歌舞伎稲荷神社 法乗院 富岡八幡宮 成田山深川不動堂】 - 歩け歩け 合掌ブログ
ここで挙げてないところは印象に残ってない訳ではありません。全て思い出深いところばかり。
お寺、神社をお参りすると気持ちがすぅ~っと落ち着きます。正直、ご利益をいただこうとはあまり思ってません。 いつも手を合わせながら、「いつもありがとうございます」と唱えている私。
まぁ、爺さんになっても続けられそうな趣味を見つけてしまいましたので、これからもヒマを見つけてはいろいろなところにお参りさせていただこうと思います。
早速、今年のGWも関西に行きます‼︎明日から8泊9日じゃあ‼︎
只今絶賛荷造り中です。